冴え返り雨降り止まぬ暗天や
薄暗く景色を覆う余寒かな
春寒に一枚羽織り朝の筆
陽炎にまた垣間見る立ち姿
春陰に貰ったパンを解凍す
山覚める時近づいて百舌の声
水温む顔を洗いて肌の艶
入試験予備校塾の友忙し
思春期の心迷わす卒業日
花粉症縁は無けれど苦沙弥する
凍て返る町を歩きて帰宅せり
雪間から去年の紅葉顔を出し
薄暗く景色を覆う余寒かな
春寒に一枚羽織り朝の筆
陽炎にまた垣間見る立ち姿
春陰に貰ったパンを解凍す
山覚める時近づいて百舌の声
水温む顔を洗いて肌の艶
入試験予備校塾の友忙し
思春期の心迷わす卒業日
花粉症縁は無けれど苦沙弥する
凍て返る町を歩きて帰宅せり
雪間から去年の紅葉顔を出し