ぶらんこに一人座りてうたた寝す
山伏が峰入りをして野を駆ける
鳥よりも高く夢見む修司の忌
後半生亀啼くまでは生き延びる
自転車で山を越えれば雉も啼く
若年の思想書からは巣立ち鳥
さざ波を胸に飾りて桜貝
薔薇の芽のようやく開き黄花咲く
若緑民家の門を飾りけり
服の柄緯度と経度の野紺菊
あめんぼう水面を走る寺の池
羊蹄を歩きて丘に辿り着き
山伏が峰入りをして野を駆ける
鳥よりも高く夢見む修司の忌
後半生亀啼くまでは生き延びる
自転車で山を越えれば雉も啼く
若年の思想書からは巣立ち鳥
さざ波を胸に飾りて桜貝
薔薇の芽のようやく開き黄花咲く
若緑民家の門を飾りけり
服の柄緯度と経度の野紺菊
あめんぼう水面を走る寺の池
羊蹄を歩きて丘に辿り着き