両親に似てきし顔や夏鏡
道行けば何処も彼処も燕かな
窓からも新樹の緑爽やかや
軽装で歩く姿は花蜜柑
庭先は幾多の薔薇に囲まれて
芍薬は天を目指して立ちにけり
虞美人草漱石の書く婦人の美
朝涼を肌に感じて珈琲へ
南風珈琲店の硝子窓
夕焼けに三分の二を書き終わる
緑陰に小学校のハーモニカ
思案して歩けばそこは岩清水
道行けば何処も彼処も燕かな
窓からも新樹の緑爽やかや
軽装で歩く姿は花蜜柑
庭先は幾多の薔薇に囲まれて
芍薬は天を目指して立ちにけり
虞美人草漱石の書く婦人の美
朝涼を肌に感じて珈琲へ
南風珈琲店の硝子窓
夕焼けに三分の二を書き終わる
緑陰に小学校のハーモニカ
思案して歩けばそこは岩清水