紫陽花の色また梅雨に近づけり
人の庭枇杷がたわわに実りけり
夏を行く軽い真珠のイヤリング
夏の筆ピュシスをうまく突破せり
貯水池の夏の香りを懐かしむ
通学路運動会の服のまま
夏の耳XTC聞きたがる
夏の午後緑と赤のルパン聞く
灼ける日に道行く人や窓硝子
熱帯夜Tシャツ短パンやや涼し
炎昼に筆最大の山登る
あの日から幾年月や時計草
人の庭枇杷がたわわに実りけり
夏を行く軽い真珠のイヤリング
夏の筆ピュシスをうまく突破せり
貯水池の夏の香りを懐かしむ
通学路運動会の服のまま
夏の耳XTC聞きたがる
夏の午後緑と赤のルパン聞く
灼ける日に道行く人や窓硝子
熱帯夜Tシャツ短パンやや涼し
炎昼に筆最大の山登る
あの日から幾年月や時計草