角川の俳句歳時記第四版が届いた。
夏の植物を開き、作句する。
田園の少女の八重歯手まり花
後半生深呼吸して青時雨
遠き空取り残されて夏茂み
うなされて起きる日もある病の葉
後悔にふと目を伏せる浜茄子花
妹の多重人格 花葵
忘却の岸辺に咲いた罌粟の花
幼少の異郷の薫り夏の菊
手を触れるそのときもなく眠り草
気がつくと人影もなく日日草
あと少し高台までの草いきれ
童顔も五十路を過ぎて夏あざみ
しなやかな中庭のゆび踊り草
南島の義賊の芝居 布袋草
あと少し高台までの草いきれ螺旋の坂の道の途中で
夏の植物を開き、作句する。
田園の少女の八重歯手まり花
後半生深呼吸して青時雨
遠き空取り残されて夏茂み
うなされて起きる日もある病の葉
後悔にふと目を伏せる浜茄子花
妹の多重人格 花葵
忘却の岸辺に咲いた罌粟の花
幼少の異郷の薫り夏の菊
手を触れるそのときもなく眠り草
気がつくと人影もなく日日草
あと少し高台までの草いきれ
童顔も五十路を過ぎて夏あざみ
しなやかな中庭のゆび踊り草
南島の義賊の芝居 布袋草
あと少し高台までの草いきれ螺旋の坂の道の途中で