超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

ヨアヒム・ラフで梅雨忘れ

2023-06-05 05:15:04 | 無題
バーキンアーツ社から取り寄せた、アボット・ハンダーソン・
セイヤー画の天使像は、私のアニマのイメージだが、
引っ越しの時、額から出してキャンバスに印刷した複製画を
丸めて搬出して以来、部屋の隅で丸まったまま
息をひそめている。

昨日は、片山杜秀氏のラジオ「クラシックの迷宮」で知った、
ヨアヒム・ラフというシューマンとブラームスの
過渡期にドイツ語圏で流行った作曲家の、交響曲を
1番から順に聞いて行った。

交響曲としての貫禄と瑞々しい音像という点で、
シューマンを思わせる曲調の堂々とした名曲揃いである。
惜しいことに、シューマンは交響曲を4曲しか
書いていないが、ヨアヒム・ラフは交響曲を11曲も書いている。
シューマンテイストを好む音楽ファンにとっては、
ヨアヒム・ラフの発見は朗報に違いない。

梅雨忘る多作なラフの交響詩 シューマン好きの夢を引き継ぐ
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日々の暮らしと哲科の友

2023-06-04 08:11:09 | 無題
 昨日は街へ出て、1300円カットで髪切って帰ってきた。
家ではパーヴォ・ヤルヴィとフランクフルト放送響の
マーラーのBlu-rayの5番、6番を鑑賞した。
きびきびしたスポーティな動きで、マーラーの
美的感覚を作り出していて、心打たれた。

ユダヤ神秘主義のマルティン・ブーバー著作集も
ハンガリーの革命家・哲学者のルカーチ著作集も
積ん読状態だが、今一つのめり込めない。

「ブーバーを学ぶ人に」は読んだから、
「現代思想の冒険者たち・ルカーチ」にまずは
手を着けたい。

これから数年とりかかるテーマを模索中。
6月末に哲学科の友だちに会うので、
何か飲み食いしながら、ひらめきが来ると嬉しい。
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日記短歌・夏模様

2023-06-02 05:28:20 | 自作短歌
ハンガリー革命時代の教育相バルトークやらコダーイを推す
洗礼者ヨハネの生誕半年後ファーストノエルに御子は生まれり
白鳥の湖目指し健気なるバレエ少女の乗るバスの列
数々の春夏ジャケの陳列の最終案はバックナンバー

小田原にういろう買いの留守番にぬいぐるみ居る卓で詩を書く
ご近所の散歩で通るブックオフ学生時代の旧譜また買う
仕事場の部屋に置かれていた本の「実験演劇」寝ころんで読む

盗作と言われるほどに読み込んだ三鬼の本に寺山が居る
スカートの花粉を掃う夏の日の映画の場面ふと思い出す
用事なく家を出て行き何もせず帰る啄木手は柔すぎて

ギロックの叙情小曲集を聞き町の景色が違って見える







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歳時記俳句・蝸牛

2023-06-01 05:07:20 | 自作俳句
紫陽花が祝ってくれる生まれ月
洗礼者ヨハネと近い誕生日
気が付けばヤドカリ辞めて蝸牛
安売りの珈琲で聞く梅雨のジャズ

白鳥の湖目指す初夏クラス
雨垂れの季節に町の喫茶店
五十肩アル・パチーノは遠い夏
町中の花が梅雨咲く祝いの日

梅雨寒の午後伸びやかな椿姫
開架室本棚の窓ポピー咲く
聖堂のガウディ同じ蟹座かな

チョコレート入れるか迷う冷蔵庫
入梅にチャーリーパーカー二枚聞く
次々と水着で潜る深き湖
花蜜柑いずこに匂う夏木立





コメント (7)
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