超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・聖五月

2024-05-27 00:03:17 | 自作俳句
朝涼に燕飛び交う気圧かな
朝霞遠くの山も朧ろかな
紫陽花も梅雨に近づく青の濃さ

朝霧の叢に咲く蛇いちご
聖五月花壇にマリーゴールドや
薄暑にてTシャツの人羨まし

いにしえの魔法使の薬草や
交番の前も平和な紅ツツジ
托鉢の僧侶の歩む夏の雲

朝曇り天気予報で服迷う
南風汗を拭きつつ見る燕
ブロッケン身の丈よりも大器なり
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日記記事・日々の大列車

2024-05-26 21:21:59 | 無題
世間では休日だが、私は午前中パンカフェに行き、
スーパーでパスコのたっぷりクリームパンを買って、
帰って食べた後、今書いている小冊子の4分の3まで、
筆を進めた。噂では聞いていたが詳しくなかった部分が
判明し、残りあと4分の1の所まで行き、充実した。
今は、珈琲を飲んで、朝比奈隆氏指揮の大阪フィルの
ブルックナー8番の実況録音盤を聴いている。
昨日は、YouTubeでショパンの別れのエチュードや
ノクターン2番を聴き、その流れでアシュケナージの
ショパン全集から何曲か聴いた。
その他、XTCの「大列車」も堪能した。
ヨーロッパの最後の大思想をおさらいして、
一日一日が、ビッグ・ステップのような思いで書いている。
何とか、生きている内に、完成させたい。
いま、どこか体に疾患はないが、何が起こるか判らない
気がして、早足で筆を進めている。
気掛かりは、今作と次作のあとのテーマが今ないということ。
その内に浮上するだろうと、楽観視することにしている。

毎日の車輪が徐々に動き出し日々の列車が先へ先へと
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歳時記俳句・夏時計

2024-05-26 00:03:08 | 自作俳句
夏暁や少し眺めのいい丘へ
板チョコを一列食べて暑気払い
夏の日の疲れを癒すエルガーや

炎暑でも私にマーラー心地よし
朝涼や今日は花壇の花手入れ
夏夕に旧い日記を青く塗る

珈琲の氷の音も涼やかや
夏至の頃今年は何処に行こうかな
境内の水草の花揺れにけり

晴れた日の憧れの笑み夏蜜柑
騎士走るエーデルワイス夏時計
空青く線路歩けば飛燕草
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歳時記俳句・貯水池

2024-05-25 00:03:09 | 自作俳句
紫陽花の色また梅雨に近づけり
人の庭枇杷がたわわに実りけり
夏を行く軽い真珠のイヤリング

夏の筆ピュシスをうまく突破せり
貯水池の夏の香りを懐かしむ
通学路運動会の服のまま

夏の耳XTC聞きたがる
夏の午後緑と赤のルパン聞く
灼ける日に道行く人や窓硝子

熱帯夜Tシャツ短パンやや涼し
炎昼に筆最大の山登る
あの日から幾年月や時計草
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歳時記俳句・編み込み靴

2024-05-24 00:03:22 | 自作俳句
朝曇りアイス珈琲投入中
朝涼や灼ける日照りもひと休み
庭先の薔薇剪定の淋しさや

夏の花写真に収め帰宅せり
一面に青葉繁りて命かな
撫子や日傘を差して通り過ぎ

いち早く柏葉紫陽花咲きにけり
和装の美町に際立つ綾目かな
五月闇一人二人と影は消え

朝行けば薬師の石も滴りて
薄紺の編み込み靴で町歩く
花葱の頭を撫でて帰りけり
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