青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

酷い、見えないよ八方

2016年01月29日 20時47分53秒 | 同上 (スキー)
1月29日(金)

横川SAでは、小雨が降っていた。
佐久ICのあたりからみぞれに変わる。
長野市から白馬へ行く国道はうっすら雪が乗り、慎重に走行する。



▲ 白馬の町に入る。

道はきっちり、除雪車が雪をのけている。
今シーズン初めての雪道走行だが、この5シーズン目のスタッドレスタイヤでも行けそうだ。




▲ 来たのは、はははー、やっぱり八方尾根だ。

常宿の第3駐車場に停める。10時前。
もうずっと、みぞれ状態の雪が降る。
天気予報どおりなのだが、気持ちがへこむ。

朝食をとって、11時ごろ名木山ゲレンデからのぼる。



▲ リーゼンコースに沿ってリフトを乗り継いで、頂上へのグラートコースまで来た。

上に行けば、雪質も変わり視界もよくなるかと思ったが・・・




▲ 上の方が酷い!状況で、見えない!

八方山荘まで昇ったが、雪面がよく見えない。
足を突き上げてくる感じだけを頼りにして、降りてきた。
他のスキーヤーも滑らない。




▲ ということで、あとはもっぱら国際パノラマコースで滑っていた。

せっかく、全面滑走可になったというのに、トホホ・・。




▲ 比較的視界のいいパノラマコースだが、ここは中級バーンで滑走頻度が高いコース。

雪面は当然、硬く圧雪されていてちょっとした起伏でも、板が跳ね上がって面白くない。


シマシマ模様の、きれいに整地された雪面などはどこにもない。
クリーニングに出したウェアも、ベチョベチョで台無しだ(笑)。



▲ 2時過ぎに、もうあがる。

まあねー、言っちゃなんだけど、ボクの従来の行動パターンでは、こんなみぞれまじりの日には来ないんだけどねー。

やっぱり、長く滑ってないので、もう雪は融けてしまうのではと思って、アセッて来ちゃったのさ。
二日券をもう買ってしまったし、明日も滑るけど・・

明日の天気予報は、晴れにこそならないが「曇り」だ。
きょうのように小雨混じりにはならないだろう。
明日に期待しよう。




▲ 駐車場近くの、郷の湯に行く。

HPのクーポンを使って100円割引で500円。
小さな温泉で温まるのだけど、浴槽内の八方の壁面がガラスで外気に触れるから、冬はいつも寒い。


お風呂のあとは、夕食だ。
他のブロガーさんの紹介をみて、初めてだがこの店に来た。



▲ 八方田舎料理・おひょっくり店だ。

5時半から開店だが、開店前数分前に行って単独で並んで入った(笑)。

おひょっくり、とは「すいとん」入りの信州みそ仕立ての野菜鍋料理だ。




▲ ボクは、おひょっくりセットB 1000エン を注文。

手前左がおひょっくり。真ん中の丸いのが、おやき。

おやき以外の選択で、

セットAがおにぎり、セットCがコロッケ、セットDが温泉うどん だ。




▲ おやきの中身も色々選択できて、ボクは「りんごとさつまいも」おやきを選んだ。

りんごとさつまいも↑は初めて。
甘くておいしかった。




▲ 5時半の開店と同時に、ボクが単独一番乗りだったが、そのあとすぐにお客さんが、来るわ来るわ。

30分ほどで5,6組はグループで来た。全部、白人外人さん。

お姉さんは「タタミ オア テーブル?」と聞く。
すると、みんな「タタミー」と答えてお座敷に坐るのだ。

ボク? もちろんテーブル席だ。タタミは足が痛くなるよ。

ボクが支払をするとき、お姉さんに外人さんがよく選ぶコースを聞いてみた。

Bのおやきコースで、おやきの種類はナス、だって。

なすう??
(英語でナスはなんだったっけ?)


ということで、八方の第一日目の夜は更けていきました。
では、またあした。


スキーウェアを忘れた初滑りは

2016年01月11日 21時27分00秒 | 同上 (スキー)
1月10日(日)

きのうの夜、ブログを書き終えてクルマのベッドに横たわった時、

「アッ、やばい! スキーウェア忘れた!!


初滑りの時は、なんだかんだ忘れる。
リフト券ホルダーはいい方で、ブーツを忘れた時もある。
そして今年は、ウェア上下かよ 

ジーンズと冬コートで滑るか?
60過ぎのジジがそれやったら、それこそニンチキケン視されてリフトに乗せてもらえない??
あと1日あるからいっそ取りに帰るか?

と、その後寝付けなかったのは言うまでもない。


朝6時前に起床。
ポロン の散歩のあと、



▲ 6時からオープンしているゲレンデのレンタルショップへ行った。

よかった、有った。
地獄で仏、レンタル代3000円も安く思えた。

リフト券も購入。
60歳以上のシニアは一日券2000円
志賀、八方のシニア券の半分だ(^^)。


土日は早朝営業でリフトは6時半運転開始だが、シニアはがっつかない。
ゆっくり朝食を摂って、



▲ ゲレンデに立ったのは、8時過ぎだ。

スキーを置いて、準備運動!

気温零下3度。快晴! 気持ちがいい。






▲ 林間をリフトは登っていく。

コース以外の積雪はゼロ。白く見えるのはあくまでも霜。

通常なら、林間から朝日が白い雪に反射して、ここはもっとキレイなんだけどな。





▲ 小海リエックスのメインバーン。

まだ、そんなに滑ってないね。




▲ トップから滑り始めて。

雪面は整地跡のシマシマ模様にこそなっていないが、柔らかい粉雪状で滑りやすい。




▲ メインバーンはここからずっと先で右手リゾートセンターの方と、左手のレストランの方に別れる。

全長2.5kmのロングランが楽しめる。
初めから一気に、両方向へ続けて下りてみる。
ドクドク、ハーハーとはなるが(あたりまえだ)、異常なし。




▲ メインバーンの中途からトップの方を見上げる。

ご覧のとおり、中級バーンがずっと続くゲレンデだ。
左側にもう少し急斜面の上級バーンがあることはあるが、まだオープンしていない。
上級者には物足りないことは間違いない。

もちろん、ボクにとってもと言いたいが、ボクは変化のあるコースでありさえすればよい。

何本もやってみたが、ウン大丈夫。
今年も変わりなく滑れそうだ

2時間弱滑って、10時になったので休憩だ。

~・~・~・

リゾートセンター前、時計台のところへ戻る。



▲ 早朝とはうってかわって、人がいっぱいいる。

団体さんが、到着したみたいだ。

これからリフトが混雑するだろうな。
ボクの休憩タイムでちょうどいいか。




▲ きのうも書いたように、ボクのHarmony がゲレンデに一番近い。

クルマの中で、休憩をするには最適のアロケーション。



▲ 駐車場の左手は、キッズパークになっている。

貸出ソリで親子で遊んでいる。
うむー、Umiちゃんはやれるかなあ・・

さあ、休憩。



▲ ポロンちゃんは、ちゃんとお留守番していた。

クルマに近づく人がいると、ワンワカと吠える。
生きた警報モニターなのだ(笑)。
しかし、ボクが近づいても吠えない。
なぜ分かるのかな。




▲ お菓子やシャトレーゼが経営するスキー場だから、ここのレストランで自家ケーキ&コーヒーでもいいかなと思ったが。

忘れ物で余計な出費したから、それはオフ。

Sora手淹れ珈琲と地元ツルヤのパウンドケーキ、になってしまった。

いただいたコメントに返信(ありがとうございます)とかして、1時間ほどクルマで休んでゲレンデへ。


~・~・~・

11時台のゲレンデは、さいわい今度はみなさんがランチタイムで空きはじめる。



▲ ”WELCOME” のサインとともに、可愛い木製鹿の作りモノが。

リフトの下に。

イイね。




▲ リフトがある林間の向こうに見えるのは、

リゾートセンター。

こういう雰囲気は好きだ。




▲ 向こうに見える、流れ落ちるようなコースは昨晩スノーメイクしていたコースだな。

きょうオープンしたところだ。

あとで、滑ってみよう。


~・~・~・

1時頃に、ボクのランチタイム。
クルマに戻る。
便利だね。



▲ 今日のレトルトは、新宿中村屋の

「厚切り牛肉を赤ワインで仕立てた、濃厚ビーフシチュー」でーす。

スキー場での定番だ。

家から持ってきてあったサラダも添えて。

ウン、濃厚うまい!


~・~・~・

午前中はずっと、ノーマルカービングスキーを使っていた。



▲ 午後からは、ファットスキーを使ってみよう。

新雪、深雪でもないけれど、せっかく前シーズンに買ったものだから。

ファットスキーで滑ってすぐ分かった。

こっちの方が回転させやすい!
しかも安定している。そりゃあ、板幅が広いから。

どっしり乗っていて、ガーコ、ガーコと音を響かせながら緩く丸く回ってくれる。

ボードだな、こりゃ。




▲ きょうオープンのコースで。

向こうに、浅間山が見える・・・
裾(すそ)は佐久平。
左の木の陰になった所が上田。NHK大河ドラマ「真田丸」の地。

3時になった。
ラストランだ。




▲ さあ、よく滑った。

あがろう。

初滑りとしては上々だろう。

ウエアは忘れたが、今後はスキー用具の全てがクルマ内に常設になるので(つまり置きっぱなし)、忘れ物の心配はいらない(笑)。
これが、キャンカーのいいところ。


~・~・~・

スキー場を離れて、昨晩と同じく八峰の湯へ移動。



▲ 八峰の湯と男湯。

カメラはここまで。
今日のお風呂は、スキー客でだろうか、別荘からだろうか混んでいた。
三連休の中日だからな。

いつもなら、ここの食事処での入浴後の夕食が楽しみなのだが、ウェアを忘れて余計な出費があったので(またボヤいている)、自家製のディナーとした。




▲ 今度は白ワイン仕立ての、キューピーボンゴレビアンコ

このパスタソースは熱を加える必要なくて、「あえる」だけ。
つまり、「かける」だけでラクチン。気に入った。
またクルマ料理のレパートリーが増えた(笑)。

今帰れば渋滞だ。そしたら、疲れてイラついて血圧が上がる。
無理することはない。

明日の朝に帰ろう ♪
いいなッ?

ワン !








こだわりの滑り納め・奥只見スキー

2015年04月26日 23時57分06秒 | 同上 (スキー)
4月25日(土)

4月に入って、ちまたの春の声を無視しながらの、谷川岳天神平志賀高原でのスキーは確かに楽しかった。

しかし、この名残り雪シリーズにはまだ大きな、最後の課題が残っている。

それは昨年のGWに行くと決めておきながら、直前にトンネルが怖くなって断念してしまった奥只見(おくただみ)スキー場に行くことだ。そのあたりの事情は去年の夏の「帰りは酷道352号と奥只見地獄トンネル」に書いたとおり。

自分の閉所恐怖症のカミングアウトをしたのはいいのだが、トンネルをくぐれないままでは、ますますトラウマとして恐怖が固定化する。このままで一生を終えられない(ちょっと大げさ)。

そのトンネルとは奥只見シルバーラインと綺麗な、高齢者向けみたいなまやかしの名がつけられた、別名18kmにわたる恐怖の地獄トンネルのことだ。



トラウマ克服の第一歩として、夏には尾瀬沼からの帰りに「トンネル前半」を無事通過した。
あと半分だ。「トンネル後半」と合わせて一気通貫して奥只見丸山スキー場に行くことだ。




▲ 昨晩は、関越道小出ICの手前の大和PAで車中泊。

今は気力十分。問題なくトンネルを通貫できる自信がある。

行くぞ!

思い余ってか、小出ICを出るときには、ETCゲートを出なくてはいけないのに、一般ゲートをそのまま通り抜けて、係員さんに大声で停止を求められてしまった。こんな勘違いは初めてだ。かなり気力オーバー気味だ。





▲ トンネルゲート前に来た。冬場はトンネルもスキー場も豪雪のため閉鎖。4月になってどちらもオープンするというタイヘンなトコロなのだ。しかも4月中はトンネルは夜間は閉鎖。朝6時にならないと通れない。ただいま6時24分。ころ良し。GO!




▲ トンネルに入ってまずギョッとするのは、トンネル内のカーブで威嚇するように赤字で点滅する矢印 ⇒ だ。ピカピカと、もうぎょうぎょうしいのだ。

しかし、もう驚かない。




▲ 次には、壁に黄色の斜線が出てくる。斜線が水平線を表わしている。つまり、今トンネル道は上に向かってますよということだ。

ふーん、これは30度くらいの斜度を上がっているんだな。




▲ トンネルの半分まで(体験済み)きた。

ここを右に曲がれば、銀山平、尾瀬へ行くのだ。
さあ、あと半分。



▲ トンネル後半部分は、壁も未舗装のところが多く、岩窟のまま出ている。

岩窟のままなら、上高地へ行く安房峠のトンネルと同じだ。あそこの方がもっと狭い。

さらにこのトンネルは、「雨が降るトンネル」(笑)。
天井から地下水がそのまましたり落ちてくるから、ワイパーをかけていないとダメなのだ。
やはり、地獄のトンネル。




▲ でもようやく光、希望の光が見えてきた。今度こそ出口だろう。




▲ と思うやまもなく、ワーッ出口だ♪




▲ 出るや、そこは銀世界。栄光への脱出!

出たー、来たー、やったー。

やはり、ほとんど恐怖を感じることもなく一気通貫した。6時53分。
都合、29分間のトンネルだった。やっぱり長いね。

我々が恐れなければならない唯一のものは、恐怖そのものである。 (フランクリン・ルーズベルト 世界大恐慌で)
初めては誰でも怖いわ、でも経験すれば怖くないのよ (山口百恵 なんのこっちゃ)





▲ 第一駐車場に誘導される。休日は有料1000円。しかしゲレンデにすぐ出れる。




▲ リフト運行は8時から。

午前中半日券に日帰り温泉入浴券付きで3400円のリフト券を購入した。
これにはシルバー割引がない(涙)。




▲ 例によって、3回乗り継いで頂上へまず行く。





▲ 山頂ヒュッテに。ここは丸山山頂 1,242m だ。





▲ さあ、滑ろう。ここはボーダーが多い。

あとは、アラカルトのスナップで。

まずは、お隣りの奥只見湖を見下ろす。
山頂ヒュッテの裏側から見下ろすことができる。




▲ ちょっと歩いて、覗くと奥只見湖が広がっている。

人造湖だけに、湖面に山並みがせり出している風景が現出する。
山に雪が被っているのでノルウェーのフイヨルドみたいだ。



▲ 別の角度からの奥只見湖。

湖もきれいだが、うしろの波打つ山並みが立派!!



▲ あ、除雪車がきた。

除雪車は湖に雪を落とし込んでいるのではない(笑)。
むしろ、裏手の綺麗で豊富な雪を上へ持ち上げてプールしているようだ。
このプールした雪をゲレンデの補修に使うようだ。

冬場は雪が多すぎて開かない奥只見スキー場。
これからGWにかけてが、稼ぎ時だろう。
ゲレンデ整備に余念がない。



▲ この係員さんは、吹き出し口のついたブロワー筒で小さな固形物を吹き飛ばしていた。

融雪剤? ばかな、逆だろう。製氷材だと思う。とにかく雪が溶けないように固く保つ薬品。
滑降のコースならともかく、普通のゲレンデではここまでしないのでは。





▲ この係員さんは、製氷材を直播きしていた。

これで、思い出す絵はない?
そう、ミレーの「種まく人」





▲ こちらは「跳ぶ人」。

ボーダーが多いだけに、おおきなキッカーの設備も揃えている。


朝、下では既に10℃あったゲレンデはその後も気温があがり暑くなってきた。
10時過ぎに休憩もかねて、いったんクルマに戻り、コーヒータイム。
ウェアもジャケットの内は、ワコール(スポーツ用だよ)のアンダー一枚のみに。




▲ 下に、ブナ平ヒュッテをのぞむ。

ここの雰囲気も良かった。
ここを降りると、



▲ ブナの原生林をゆったりと滑る林間コースがあって。


昼時になると、



▲ ここで、ランチをする人達がいる。

いいねー。これぞまさしく、春スキー。
来年の春スキーには、ボクも必ずランチ持参で。
簡単だ。小さいリュック背負って、中にサンドイッチとコーヒーポットを入れてくればいいだけ。


ぼち、ぼち上がらねば。午前券は12時30分までだ。





▲ 頂上ヒュッテ横の一番高いところまで、歩いてあがる。





▲ さあ、ラストランといくか。

このラストランは、今シーズン最後のランになるな。


本当のラストランは、ゆっくり、ゆっくり降りる。





▲ ベースが見えてきた。

無事、今シーズンも終了だ。






▲ ボクの三種の神器。

よくやってくれたね。
おっと、Harmonyもよく走ってくれた。
あんがと。




▲ 拘禁ウエアを着替えて、楽になって、クルマの中でランチタイム。

作ったのは、やはりゲレンデの定番、ビーフカレー。
このカレーは、香りがよかった。


サンクス・「特製ガラムマサラのスパイシーな味わい ビーフカレー辛口」129kcal 200g
ヤオコー 彩野菜サラダ
サトウのゴハン




【続く】

春の志賀高原スキー2(横手山)

2015年04月20日 23時43分47秒 | 同上 (スキー)
4月19日(日)

朝、薄目を開けたらカーテンから漏れる陽がやたら明るく、外は快晴だと感じた。
しかし、きょうは早朝スキーをやるわけではないからと、また寝なおした。

それでも、8時過ぎにはゲレンデに立っていた。
そしていつものように、とにかくトップまで上がってしまう。




▲ 横手山最後のリフト第3スカイペアから、うしろを振り返る。

うおーっ、いいねー。

左の尖った山が笠ケ岳2076m。いつか登らないと・・。左のふたこぶ山が鉢山、志賀山になるのだろうか。


そして1年ぶりの横手山山頂2307mに。



▲ 放送塔。

横手山は国内のスキー場でもっとも標高の高いところだ。最高峰!
したがって、ここにあるのは全て自動的に「もっとも標高の高い○○」になってしまう。




▲ 横手山頂ヒュッテ。このヒュッテ内にあるパン屋は「もっとも標高の高いパン屋」だ。

あとでくるね。




▲ ヒュッテ対面(といめん)の展望台。ここにあるスタバは、はい「もっとも標高の高いスタバ」。

キミのとこも、あとで寄れたらね。


よしっ、滑ろう。



▲ 板が、ガーガー悲鳴を上げる。あそうだ、ここも雪面がいつもカタイんだった。

シマシマ模様も、もちろん有る。
しかし、雪塊がゴロゴロしているところがあったりして、きのうのヤケビみたいにグルーミング(整地)は完全にしきれてない。此処は最高峰。




▲ 滑り出しの左手には、見事な山並みが見える。

きょうは、うしろに北アルプスの山並みも広がって、見える。


降りていくと、中腹のあたりから競技会が開催されていた。



▲ アナウンスを聞いていると、小学生も高学年と低学年の2部に分けて滑降回転競技をやっている。

きのうの奥志賀での競技会はコース全面を占拠していて不満だったたが、ここはコースの片側だけだから構わない。
がんばれよ。

何度か、上がったり下がったりを繰り返していた。
残念なことに、10時過ぎぐらいから晴天から曇り空に変わっていった。

~・~・~・

そろそろ、ブランチを取ろうか。
そのつもりで朝は食べていない。

「日本一高いところにあるパン屋さん」に行こう。



▲ それでもリフトから後方下に見るこのパノラマは素晴らしいピトレスク。

右の日本のアイガーとボクが勝手に呼ぶ笠ヶ岳とゲレンデの脇をグネグネと上がってくる林道。そしてドライブイン。
夏ならあのドライブインから動く歩道階段で、この山頂に上がってこれる。




▲ 朝の10時過ぎでは、お客さんもほぼいないパン屋さんレストラン。

またこんないい席を、一人で独占してしまった。




▲ ブランチに食べるのは今年も、ボルシチセット 1400円。

ほかほかのパンと信州リンゴジュースがついた、ボルシチ。
ボルシチ? ロシアのくず野菜入りトマトスープだよ(響きが悪いな)。じゃ、具だくさんミネストローネ。
でも好きなんだな。稚内のロシア料理店でも食べたし。


~・~・~・

ロシア風ミネストローネの後は、頂上裏手の渋峠ゲレンデに顔を出した。



▲ ここはグルーミングを入れてないのだろう。いつもはカタカタバーンなのに、折しも気温もあがってきて小雨まじりになって、グサグサに近い雪面だった。

ぼちぼち上がりだな。
しかし即コーヒーを飲みにスタバに入ったら、Soraはスキーより食事をしに横手山に来たのかと誤解を招きそうだったので、下界まで滑り降りて再度山頂まで上がってきた。

そして「日本一高いところにあるスタバ」に入った。




▲ 若い女性スタッフひとりが、厨房丸見えというか厨房一体形になったお店できりもみしていた。

カフェラテ(500円)ちょーだい。グランフェニックスとは違ってタメ口になってしまう。
いつも愛想のいいスタバのスタッフさん。




▲ ストーブの前のソファ席でゆったりとカフェラテ・・

ブログコメントの返信を書こう。





▲ 店内は広々としている。お客さんは他にいなかった。

空模様はさえないが、こんなところで、ゆっくりしているのもいいもんだ。

ぼちぼち、降りようか。


さあ最後だぞ ! (今シーズン??)。
ここから下のチケット売り場まで一気降りだ!

それに何の意味があるのかは分からないが(笑)。




▲ パン屋の前 12:19




▲ チケット売り場の前 12:27

差引8分かかりました。(正確には、スキー着脱が入っているので7分余でしょう)
これより早く降りた方はお知らせください。
パトロールに連絡しておきます。


午後1時過ぎに横手山駐車場を撤収。
バイバイ、また来年。


~・~・~・~




▲ 帰り道に上信越道・横川SA(上り)で小休憩。道を挟んで向こうの横川SA(下り)が見えた。

中央の白い三角屋根が横川釜飯屋レストラン。左の三角屋根がスタバ。
後ろのゴツゴツ山が妙義山。

ちなみにボクの車中泊定位置は、釜飯屋前だ。
いずれまたヨロシクね。



春の志賀高原スキー(ヤケビ・奥志賀)

2015年04月18日 23時10分25秒 | 同上 (スキー)
4月18日(土)

朝4時半に目が覚めた。
充分眠っている。

予想どおりの晴天だ。



▲ 6時半の早朝スキーを目指して、焼額山第2ゴンドラ前にはそこそこの人が集まっていた。


きっちり6時半からのゴンドラに乗った。
準備運動は、一人しか乗ってないゴンドラ内でやってしまった(笑)。



▲ ピステン跡も初々しいゲレンデが待っていた。

ガーー、ガーー。滑り始める。
シマ模様はずいぶん硬く、スキーはガーガー音を立てる。




▲ 飛ばす、飛ばす、かっとばす。

雪面が放射冷却で固まっている。
こんな硬い斜面はあまり滑ったことがない。



▲ まわりも、早朝の陽を浴びて、まぶしいくらいだ。

撮影が終わると、何本かノンストップで降りる。






▲ 山頂は零度。だから寒くはない。




▲ ゴンドラ乗り場手前のスロープには、大きな刻みが入っている。

突っ込んでくるのを防ぐために、意図的に刻みを入れたのだろうか。


8時半になった。
2時間の早朝滑走タイムは終了。

滑降の選手じゃあないから、ボクにはあんな硬い雪面は無用かな。
通常の開始時間頃には、雪面が緩んできてちょうどいい具合だった。

全山共通券を改めて購入。
隣りの奥志賀ゲレンデへ、山頂の移動コースから移った。




▲ 奥志賀のトップゲレンデ。

ここは雪の最盛期は、もっと綺麗なところなのだが。少し残念、しょうがない。

10時ごろ、気温は5℃まで上がってきた。
雪面は十分に柔らかい。




▲ 奥志賀の第3第2ゲレンデは、競技会をやっていて閉鎖されている。

ここは斜度もそこそこあって一枚バーンで、いいのになあ。
林道迂回コースへ。


あのホテル・グランフェニックスへ着いた。



▲ 外で椅子の整理をしていた係員さんに、ランチは何時からですかー、と声をあげて聞く。

11時半からでーす。まだ30分あとだ。
再度、上部ゲレンデで遊んで時間を見計らって降りてきた。



▲ あの、大きな木箱(笑)の前を通って。

ウチの庭の木箱に、最近朝、小鳥が出入りしている。今日も来ただろうか。





▲ 11時半前、ちょうどいい時間だ。お腹も空いた。

ホテル・グランフェニックスは皇太子さまご一家が、例年3月下旬に奥志賀にスキーに来られる時の宿だ。




▲ スキーをテラスに置いて、中に入るとそこはもうハイソな雰囲気が。


ハイソなボクが(笑)昨年の春来たときは、イタリアンの食事だった。
今年はもう一つ別の食事処へ行こう。



▲ ということで、和食・中華の部屋へ入った。





▲ 今回も窓側、コーナーの気持ちいいテーブルだ。




▲ で、今回注文したのはメニュートップのお勧め品。

「信州牛すき焼き丼 ~上質な信州牛(A4又はA5ランク)を使った逸品です 1,600円」

早く言えば、牛丼だよ(笑)。

吉野家と比べても負けていないと思う。逸品をじゅうぶん味わい、噛みしめながらいただきました。

皇太子さまも牛丼食べるのかな。




▲ 「珈琲、いただけますか?」

普段なら「コーヒー、あるぅ?」なのに、言葉使いまで変わってしまう。

シュガーとミルクの容器、これステンレスでなくて、銀製品だよ。

しげしげと眺め、触ってしまう。あ、指紋が付いた。どうしよう。


もっと、ここでリッチな雰囲気に浸っていたいと思ったが、珈琲は終わってしまった。


************

いったん、ヤケビ第二ゴンドラ駐車場に戻って、一の瀬ゲレンデへクルマで移動した。





▲ 一の瀬メインの一枚バーン。

雪はかなり、グサグサになってきたがめげずに。
2回一気降りして、オシマイ。



次に、高天原ゲレンデへまたクルマで移動。




▲ 通常、高天原ゲレンデまでは来ない。駐車場が宿泊者専用となっていて来にくいのだ。

今日は、どこに宿泊者がいる? という春スキーなので。

それに、ここはお客さんが多いからだろう、雪面がテカテカになって滑りにくい印象があった。
しかし、今日はもう十分に柔らかくざらざら、ぐさぐさだ。

それはそうと、脚が疲れているなあ??

あ、なるほど、今日は2時間早く滑っているからだ。
午後2時半ということは、4時半ということだ。道理で。

よし、引き揚げよう!

熊の湯・横手山ゲレンデへ。


**********


3時過ぎに横手山の駐車場に到着。

駐車場裏のいつものホテルの日帰り湯へ直行。





▲ ここの温泉が好きなのだ。温泉の質がとか、そんな難しい話ではない。

安くて(500円)、空いていて、見晴が良くて、清潔だからだ。
先客がいたので、浴槽内の写真は撮れなかったが。




▲ 入浴後、駐車場へ戻る。

陽が傾いている。
ああ、きょうはいい日だったなー。




▲ あしたは、あの山、横手山へ上がるぞ。

あしたも、晴れだ。




付録;



▲ ホテル・ハーモニーの今晩の夕食。きれいにできたので。

出所:サトウのごはん200g(284kcal)、サンクス・3種の豆と香味野菜のキーマカレー170g(156kcal)、Meijiゆず胡椒風味和風スープ200g(65kcal)



春スキー・谷川岳天神平

2015年04月05日 23時15分53秒 | 同上 (スキー)
4月4日(土)

関越道・下牧PAで車中泊。
朝5時に起きる。
そのまま出発。



▲ 目指すは向こうに見えるあの白い山、谷川岳の天神平スキー場だ。

昨年の10月に谷川岳に登った時、このスキー場に来てみたいと思った。
いかにも山の中のスキー場という感じがいい。

6時過ぎに、谷川岳ロープウェイの出発点である土合口駅に到着。
朝食を摂る。いつもの菓子パン、シリアル、サラダ、コーヒーだ。




▲ 天神平へ上るロープウェイに乗る。

やはり下を見てしまう。
きょう楽しみにしているのは、このロープウェイ下に見えるあの沢を滑走してくることだ。

おう、おう、滑れそうな道がある(笑)。ここはまだコースの下部だ。




▲ うむむー。除雪車がコース整備をしてくれている。

頼むぜ。





▲ まもなく天神平駅1319mに到着する。約7分の空中散歩だ。





▲ 天神平スキー場マップ

ロープウェイを降りると、目の前がスキー場だ。



▲ 向かって左側が、高倉山1449mへ上る高倉山リフト。

スキー場メインの高倉山ゲレンデ。ここは中級者向け一枚バーン。




▲ 中央にある天神平リフト。

初級者向けの天神平ゲレンデ。





▲ 向かって左側にあるのが、天神峠1502mに至る天神峠リフト。

右端に位置する谷川岳頂上へ登ったときは、この天神峠リフトに乗った。

スキー場のリフトはこの3基だけだ。
ここの魅力はおそらく、コースバリエーションを楽しむというより、山並みを愛でながら滑るということだろう。

まず中央の天神平リフトにのっていく。



▲ リフトを降りて下方を眺める。山を眺める。

天気は予報どおり曇りだ。一瞬でもいいから晴れてくれないかなあ。

前のボーダーのにいちゃんも、腰を据えて景色を眺めているのかと思ったら、尻をずらしながらズルズル降りて行った。ここは初級者ゲレンデなのだ。




▲ 家族連れも。小さい子供が二人。お母さんだけがスキー。

お父さんボーダーが子供のボードのビンディングをみてやっている。



▲ みんなで滑り始めた。

あ、小さい子がこけた。かわいいね。




▲ 次に、左側の高倉山リフトに乗っていく。




▲ 高倉山頂上から、向こう正面の天神峠(赤矢印)を望む。

リフトであの天神峠まで上って、右側の天神尾根伝いに歩いて、谷川岳ウマの耳だっけロバの耳だっけ忘れた。双耳峰の頂上へ行ったんだよな。あの時、山頂は霧で下が見えなかった(涙)。きょうも雲が覆っているなあ。




▲ 高倉山リフト下にある今日の目玉コースの入り口。

田尻沢コース(下山コース)。閉鎖CLOSED の表示。
大丈夫。今コース状況チェックしていて、10時頃にはオープンする。



▲ 田尻沢コースを上から覗くと、左から入って下に巻いて降りていくのが見てとれる。

この時は、曇天ながら田尻沢コースも視界がはっきりしていた。

2,3本滑っていると、徐々にガスってきて・・
雨霧状態になって視界が効かず滑走中止。
ビューテラスてんじん、という休憩所に退避。




まだ10時前で食事をするには早い。
水をのみながら、することがないので30分以上スマホいじり。
その後天候は全く回復せず。
天神平スキー場のHPを見たら、田尻沢コースオープンの表示。

おい、おい場内放送でもしてくれよ。

とにかく出発だ。またクロ―ズにならないとも限らないからな。




▲ 開いてるよ。

しかし、ガスってるなあ。



▲ 下り初めは、何も見えない。スピードを出してコース外に落ちるとあぶない。

コースは細い。ここは固い雪面の時は超注意だろうな。




▲ でも、降りるにしたがって視界が開けていった。



▲ 小回りの連続だ。

究極の林道コースといったところか。4km続くからな。




▲ 「雪崩(なだれ)注意 立ち止まらないでください」の表示板。

たしかに、もっと積雪があるときはこの斜面は上から雪が押し寄せてきてもおかしくないなあ。
と、立ち止まってしげしげと見ていた。




▲ だいぶ下へ来たよ。雪面もフラットに近くなってきた。




▲ もうおしまいだろう。雪面が薄く、土で汚れてきた。




▲ 下まで降り切った。

「ロープウェイ土合口駅までのロングライドを滑りきれば、充実感で満たされることまちがいなし。ただし、体力とテクニックに自信のあるスキーヤーにしか攻略は不可能か?…我こそは!と思うスキーヤーのみチャレンジしよう。」(スキー場HP)

「我こそはと思うスキーヤーのみチャレンジしよう」はちょっと言い過ぎかも(笑)。
けれど面白いコースだ。


再度ロープウェイに乗ってスキー場に戻る。
(下山コースを降りれば何度でもロープウェイに乗れる)



▲ 今度は右端の天神峠リフトに乗る。

雪面がリフトに接触するからだろう、リフト下は地面まで除雪してある。
深さ2~3m。

天神峠に着く。



▲ 降りて右に行った。「上級者コース」「立木注意」林間コースかい?




▲ とにかく視界がない。この先は尾根伝い。谷川岳ロバの耳頂上に行ってしまう。

どこかから下に滑降していくのだろうが、コースが見えない。
これはやばい。
こんなところでコースに迷ったら・・



▲ あの谷川岳の追悼レリーフに刻まれてしまう。

その時のレリーフの文言は、decoさん

「Soraの青春は永遠に」にしてくれ。

しかし「天神峠ゲレンデにて逝く」ではちょっとなあ。


リフトから降りた人が誰もこちらにこない。
これはコースが違うな。
戻る。



▲ リフト降り口の左に周ると、「峠コース」の看板が。

こちらだな。
人がいた。



▲ 弁財天の鳥居が埋まっている。下手するとボクも埋まってしまう。





▲ この人たちに混じって、下へ降りた。

あとでコースマップを確認すると、視界がありさえすればしょーもないコース(おっ強気)なのだが。

しかし、これでボクの滑走意欲は完全に萎えてしまった。

先が見えないところで、こちょこちょ滑ってもしょうがない。
一応全コース滑ったから、今回は良しとしよう。
撤収、撤収。人生引け際が肝心だ。

再度、田尻沢下山コースをほぼ一気降り。
スピードが出過ぎて、はみだしそうになったが。

ハア、ハア、ハアー。無事降りたあ。




▲ Harmonyが待つ駐車場へ帰還。ちょうど12時。

これは、レンズが曇ってしまったため。



▲ お昼はタイカレーとさとうのご飯。あ、サラダも食べてるよ。

(レンズがまだ曇っているので、悪しからず)

このあと、万が一晴れたらゲレンデに戻ろうとコーヒーのみながら文庫本読んでいたが、もう天気は回復せず。予報でも晴れの見込みなし。





▲ 2時過ぎに、このまま帰ることを決意した。

谷川温泉によるのも止めて、自宅へ向けて関越道を直行した。
おかげで、土曜日午後にもかかわらず渋滞は免れた。

今週末は当初、天候からしてでかける予定はなかった。
しかし、木曜日の夜に土曜日の予報が晴れに転じたため出動したもの。
が、金曜日の午後5時予報では、晴れ予報は消滅していたがチェックしていなかった。

今回の天神平の宿題は、半分果たしたかな。
来年は、じっくり天気を選んで青い空の下で晴れ晴れと滑走したいな。



答えは雪に聞け

2015年02月23日 23時46分38秒 | 同上 (スキー)
2月21日(土)

GALA駐車場での朝。
今日は自信を持って、晴天、快晴だ。



▲ 昨晩はHarmony1台だったが、ズラリと並んだクルマ。


同僚たちは、7時33分にガーラ湯沢駅(ここ)に到着。
6時16分東京発だ。

ボクはやはりモタモタしていて、出迎えに行けなかった(間に合わなかった)。
でも、みんながレンタルをしているあいだに、ボクもキャッチアップ。




▲ 8時半ごろにはゴンドラで上部ゲレンデまでみんなで上がって、更に頂上まで上る。




▲ 頂上で。ボクを入れて男4名、女2名のグループだ。

やはりみなさん、あまりの美しい景色にまずスマホでパシャパシャ。



▲ 木々の霧氷が陽に照らされて綺麗だ。




▲ 新潟平野の向こうには、高い山ではないが、山の連なりが雪をかぶったパノラマ。

いいなあー。

さあ、行こう。




▲ 男は、非圧雪地に行きたがる。

そして、埋もれる。




▲ 女性は初級者。当然、圧雪バーンを親しむ。




▲ 滑るのは中学生の時以来、とも言っていたが、何度も滑って、この景色の中をそれなりに気持ち良く滑れるようになった(のではないでしょうか)。




▲ 11時になると、もうみんな待ちかねていたように食事タイム。

ボクはカツ丼を(あ、誰も聞いてないね)。




▲ みんなのJRパックは午前券なので、午後1時までギリギリ滑ってこの下から下山コースを下っていった。

下山後、温泉へ行って、買い物をして、越後湯沢駅・午後3時発で帰ると言っていた。


ボクは・・・新幹線で帰るわけではないので

一日券。しかも3山共通リフト券を買っている。


ので、彼等を見送ったあとボクは、ガーラゲレンデの隣の石打丸山スキー場へ滑りこんだ。




▲ 新潟まで続く三国街道と雪に覆われた魚沼コシヒカリの水田が続く・・

山の向こうには、うっすらと日本海が見える。





▲ 石打丸山の中央ゲレンデは、一枚バーンが上から下までえんえんと続く(のが良い)。





▲ 中央ゲレンデの頂上ふきんに上がると、こんどは新潟市方面とは逆の関越トンネルへ向かう三国街道が見える。この見事な山並みは、新潟と群馬の県境をなす。

ここが、湯沢の「雪国」にあたる。


今日は晴れて、暖かいくらいだ。しかしまだ2月。雪がべとつくことはない。

一味違う雄大な景色と、気持ちの良い滑走を充分楽しんだ。





▲ ガーラゲレンデに戻り、全長2.5kmの下山コースを下って、ガーラ駅に4時前に帰着。





▲ ガーラ湯沢駅の改札口。リフト券売り場カウンターの前にある。

午後4時も過ぎると、みなさん続々と改札口を通って家路へつく。





▲ 駅に貼ってあった、キャンペーンポスター。

今年のキャッチは、「答えは雪に聞け。」

ま、みなさんいろんな疑問とか迷いをお持ちでしょうが、とにかく雪と遊んでみたら、なにか答えをみつけるかもよ。みたいなことだろう。

モーニングGALAプランは往復新幹線&半日リフト券で、9,400円だそうだ。



ボクは、今晩もGALAで泊まって明日の朝帰るつもりだった。
しかし、家人から電話があり明日佐久の実家に日帰りで行くことに。
おー、忙しいな。
けれど遊んでいるボクだから、アッシークンも喜んでやるよ。




▲ ということで、夕暮れの関越道に6時前に乗った。

灯りにぼんやりと照らし出された夕暮れの、湯沢の山並み・・
まもなく闇に呑みこまれるだろう。
底の白さだけ残して。

「夜の底が白くなった。」

あれって、川端康成が「雪国」の冒頭で描いた湯沢の夕景だったなあ・・
と思いだしながら、トンネルへ向かって走っていった。






樹氷の中を滑走して(蔵王温泉スキー場)

2015年02月09日 22時42分30秒 | 同上 (スキー)
2月7日(土)

最後のロープウェイ山頂線にのって、ようやくこの日11時過ぎに、ここに着いた。



▲ 地蔵山頂駅1661m。

スキーを担いで外に出る。
ボクが正面に見たモノは、




▲ WAWAO! スノーモンスターの山だ!

テッペンまで。




▲ 正面から右手は、下界の方向だ。




▲ さらに右に目をやると、今昇ってきたロープウェイも見える。

白いモンスターが大乱立している。

お地蔵さんが乱立している百羅漢という山がある。
見ようによっては、白いお地蔵さんが埋め尽くしているとも見える。




▲ 正面から今度は左手をみやると・・

ワー・・ こちらは青い空と白のコントラストが、泣きたくなるほど美しい。





▲ そして、スノーシューを持って多くの人がさらに上に昇っていっている。

あの上は、白い極楽浄土か・・

いや、知らんが、地蔵山1736mの頂上だ。




▲ 更に左側は、白い雪面のスロープが広がる・・

ボクは何も言わない。
言えない。

ただ、ただ見とれている。





【スノーモンスターの表情】

あなたは、何に見える?



▲ これは左側を向いたゴジラか




▲ むつかしい顔をした孔子像か




▲ 七福神みたいな仙人みたいな。。



【お地蔵さま】



▲ お地蔵さんが埋められている、いや埋まっている。

錫杖さんの杖を持って・・
おい、だれか助けてやれよ。

スキー板付きの賽銭箱もちゃっかりと置いてある。
これは持って行かなくていいから。




さあ、降りようか。



▲ 左側のざんげ坂・樹氷原コースを行くのだ。

過去のあやまちをザンゲしながら滑るコースだ。
多すぎて終わらないな。




▲ スタート。




▲ 景色の美しさに見とれて、何度も止まってしまう。




▲ こんなところ、そう何度も滑れるわけないからな。

いや、多分もうないだろう。
では、記憶に残るように。心に刻むように。




▲ ちょっと、ひと休み。





▲ 樹氷コースも、さすがに下のほうは多くの人が滞留している。





▲ でも中には、樹氷原の中に入って、独りたたずんでいる人もいたよ。





▲ 樹氷原コースは下のほうで、黒姫ジャイアントコースにもつながっていく。

振り返ると向こうに、とんがり山の熊野岳1841mが見える。




▲ さらに、黒姫コースを降りていった。



***************


鹿島槍での、ボクのヒラメキ、スキー開眼の結果はどうだったか?

もちろんボクとて、スノーモンスターだけを見に蔵王まで来たわけではない。





▲ 滑ったよ、滑った。昼飯も食べないでリフトに乗り続けて。




▲ こんな山の上からも。これ鳥兜山か。

上から下の中央高原駅まで一気に。




▲ どこだったか忘れたが、こんな坂道も滑り降りてみた。

前傾で、膝を楽にして動くようにして。

雪が柔らかったせいもあるが、なんか楽に滑れたよ。
どうしてもベンディングターンっぽくなるのだが。
あれで、いいのなら。
やはり、ボク開眼したのかな(^^)


【まだ続く】


蔵王のスノーモンスターくん、こんにちは(続)

2015年02月08日 23時33分10秒 | 同上 (スキー)
2月7日(土)

【続き】

朝7時頃起床。

やはり晴れ! 天気予報どおりだ、
これなら樹氷(スノーモンスター)は見れるだろう。
この時はそんなに期待していなかった。
というのも、蔵王スキー場のHPには数日前のスナップ写真が載っていたが、しょぼい樹氷だしパッとしなかった。



▲ で、9時過ぎの遅めの出動となった。

横倉第三駐車場もみるみるうちに満車になっていた。
ここで一つ訂正せねばならない。
道むこうの第一駐車場は車中泊できないと書いたが、今日料金1000円を徴収にきた係員さんに聞くと、できるということだった。

向こうからボクのクルマをしげしげ眺めている係員さんがいた。悪いことしたかなあ・・
その係員さんが歩いてきてボクに話しかけた。
「今度横浜のー、中華街にいくんだけどー、駐車場に停められるかのー?」(うまくお国言葉を再現できない)
聞いてみると、キャンカー・クレソンにお乗りの方だった。
「大丈夫ですよ。ミツイのコインPでも入りますよ。」
と答えると、ずいぶん喜んでおられた。




▲ スキーチケット売り場は、タイヘンなことになっていた。

チケットを買うのに長蛇の列。しかもここからロープウェイ山麓線に乗るのに整理券を発行していた。
整理券の乗車時刻は11時15分。今から2時間後ではないか!

並んでいた地元のスキーヤーに聞いてみると、「久々の晴れだからじゃないすか。
数週間前は知っている係員が閑古鳥が鳴いているって嘆いていたッす。」

久々と言ったって・・、やはり樹氷シーズンだからかなあ・・

ロープウェイに乗るのはあきらめて、リフトを乗り継いでいくことにした。



▲ 4本のちんたらリフトを乗り継いでいった。

しかし、快晴。雪も真っ白でよさそうだ。
うひひー。湧き上がる快感。
(このときは滑り降りることしか考えていない)
「一気降りしたろか」




▲ リフトの左横には、立派な山が見える。

地蔵山1736m。その左に黒い豆つぶみたいに見えるのが地蔵山頂駅だろう。
あそこまで2本のロープウェイで上がるのだよなー。遠いなあ。
BIG ZAO だ。

乗り継いで到着したのがユートピアゲレンデ
ここから、もう一つのロープウェイ、ロープウェイ山頂線に乗って頂上駅にいくのだ。
しかしまた整理券。11時にならないと乗れない。




▲ しばらくユートピアゲレンデで時間をつぶそう。

このあたりの風景は、それまで登ってきたベタなゲレンデとはもう違っていた。

樹氷の風景なのだ。木々に日本海からの強風で雪が凍って張り付いてできた樹氷。
樹氷は、色んな奇妙な造形物に見えるからスノーモンスターとも呼ばれる。

まるで、モンスターが人に挨拶をしてるかのようなのが多い。

「こんにちは、寒いだろうそんなとこで」

ユートピアゲレンデのトップに立つ。
ここは、頂上駅から続く樹氷原コースの一部になっている。



▲ WAO! 頂上から次々に降りてくるなあ。

まあ、なんともまあ・・。見たこともない景色、美しさよ・・
これが樹氷かあ。



▲ では滑るか。樹氷の間を滑走する。

昨日の巻頭の写真はこのあたりで撮ったものだ。




▲ 周囲は、大きなスノーモンスターだらけの圧巻!の雪原。

この雪原の向こうに見える尖った山が刈田岳1758m。その左側の馬の背スロープのところに「お釜」があるそうだ。

思わず、ボクも近くのにいちゃんを捕まえて自分の写真を撮ってもらった。



足を広げているのは他意がない。ハの字にしないと前に滑ってしまうからだ。


さあ、ユートピアゲレンデを滑り降りていこう。



▲ 下にロッジが見える。

いい感じだねー。
味わいながら降りる。




▲ 降りてから上を見上げる。

山の左端が三宝荒神山1703m。右端が地蔵山。その二つの頂の真ん中くぼんだ所にロープウェイ山頂駅が見える。



▲ 樹氷高原駅はまだ長蛇の列。しかしボクの整理券時間11時はまもなくだ。




▲ 11時過ぎに、頂上にいくロープウェイにのった。

さあ、頂上はどんな光景になっているのだろうか

【続く】