9月2日(金)
道の駅カモンパーク新湊での朝。
今日も晴れて暑くなりそうだ。
昨年の風の盆は、かなり雨に見舞われたようだが、今年は3日間ともに晴れる。
▲ 会場への出発は午後近く。時間があまっている。
7時半からの朝ドラ「とと姉ちゃん」を見た。
いつも家で見ているのだ。
▲ 10時過ぎに、道の駅のスタンドから白えびバーガーを買ってきて食べた。
420円だったかな。
バーガーといっても、白えびかき揚げを挟んだものだな。
それでもうまかった。
スポーツアリーナ駐車場からのシャトルバスで、風の盆の会場へは2時半過ぎに入った。
今日は昨日見落としたところを見て廻ろう。
▲ 下新町では、八尾八幡神社の境内にステージをしつらえて、おわらをやっていた。
3時に踊りが始まったばかりで、まだ混雑してはいなかった。
しばらく眺めたあと、井田川を渡る。
▲ この井田川に沿って左側の高台に10の町内がある。
右側にはもうひとつ、福島町がある。これからそこへ行こう。
福島は他の10の旧町から移り住んだ人達が作った新しい町だが、おわら参加人口は一番多いという。
▲ 橋を渡ると、さっそく福島町のおわらに出会った。
成人と子供の男踊りの一団だ。
▲ その後ろには、女踊りの一団が続く。
▲ やはりここのおわらの人数は多いね。
▲ 福島の通りは広く、ここならゆっくり町流しも見れるだろう。
しかし諏訪町等の旧町からは、いかんせん離れているなあ。
旧町には一つもなかったコンビニがあった↑。やはり便利。
旧町では飲食店も少なく、夕食をとろうとしたら店に並ぶか、屋台で間に合わせるしかない。
▲ JR八尾駅の横の広場で、4時から特設舞台で福島の踊りが披露される。
ちょっと見ただけで、そこを離れた。
陽を浴びながら、座っているのはちとしんどい。
ここでは、9時から観光客向けに踊り方の教室も開かれるようだ。
▲ 旧町に戻ると、今町の聞名寺の境内で輪踊りが行われていた。
▲ 青と白で涼し気な衣装だ。
▲ 境内は広いから、一般観光客も多く加わっての輪踊りになる。
お寺の正面の中では、女性踊り手が踊っていて、
▲ 女性踊り手を撮ろうとして、同じ年恰好のカメラ愛好家が一眼レフを持って群がる。
ご苦労さん!
ああいうのは、恥ずかしくてできない。
▲ ボクはといえば、(恥ずかしいので)衣装下部の模様にこだわって撮っている(笑)。
いいデザインだな~。
午後5時になった。7時まで踊りは休憩でストップだ。
▲ そのあいだ、「八尾おわら資料館」に入る。入館料210円。
案内人さんからおわらにまつわる説明があった。
彼によると、おわらの踊り手には年齢制限があるのが特長的だと。
編み笠を被って踊れるのは女性は18歳から25歳まで。男性は30歳までだということだ。
どうりでねー、男女ともあでやかだ。
▲ この展示室は、伝統的な町屋の趣を再現したもの。
おわら保存会の初代会長であり、おわら中興の祖である川崎順二にまつわる資料が多い。
▲ 過去の風の盆・宣伝ポスターの写真。
最初の昭和初期のポスター3枚の図案のごとく、昔から「く」の字ポーズがアピールポーズだったようだ.
▲ かって花街として賑わった鏡町へは、このおたや階段を下りて下の広場を通って行く。
鏡町の女踊りには芸妓踊りの名残もあって、その艶と華やかさに定評があるという。
▲ その鏡町のおわらが夜8時から始まる。
開始に合わせて先ほどのおたや階段の前に来ると、階段までびっしり観客が座って待っている。
▲ 始まった。
(コンデジでズームなので鮮明さが落ちるのはご容赦)
▲ さすが元花街。
踊り手さんもすっきりしているし(笑)、子どもの踊り演目は無かった。
しかし呼び物は、やはり青年男女が絡む男女混合踊りだろう。
▲ 付いたり離れたり、これはもう和製ソーシャルダンス。
Shall we dance? の世界だろう(笑)。
さて、Shall we dance が終わって、西町の方へ歩いていくと人だかりがある。
▲ 大きな商家の前で、おわらが行われている。
▲ 家の前の縁台にはずらりと人が座っている。
真ん中には、当主?旦那?のような方も座ってられる。
ああこれが、お布施というのか寄付というのか援助費というのか知らないが、おわらにお金を多く拠出した方の家の前では、特別に踊るというアレだろう。
この女性踊り手もピカ一。
あのキメポーズ&イナバウワーも艶っぽい。
横にいたおばさんも、おわらが終わったあと、感極まったように自分の旦那に同じ感想を言っていた。
ボクは何も拠出していないが、おこぼれ的にいい踊りを最後にみられた。
ちなみに、公式のおわらの時限は午後11時までだが、それ以降も踊りは続くようだ。
その時は、編み笠をとって自分たちのためだけに踊るという。
(陸の孤島的な八尾ではそれまで観光客は残っていられない)
風の盆、最終日の明日はおわらは夜の部(7-11)だけ行われる。
そのとき明け方まで踊りは続くそうだ。
実りが豊かでありますように
暮らしが穏やかでありますように
願いを込めて唄い収める
そしてこの三日間の唄と踊りが終わると、
夜が明けた通りには 秋の気配が・・
9時前に、シャトルバスに乗った。
▲ やはり順番待ちで待ったが、9時過ぎにはスポーツアリーナ駐車場に戻ってきた。
Harmonyが待っている。
夜道を40分ほど走って、ボクの宿場道の駅に戻った。
とりあえず深夜風呂へ行こう。
明日?
あしたは、またあしたの
オレの風が吹く。
了 (「おわら風の盆」編)