青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

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走っていきたくなります

粟ヶ岳でヒメサユリを見る

2021年06月19日 17時33分07秒 | 同上 (山歩き)

6月17日(木)

 

▲ 粟ヶ岳県民休養地の駐車場の朝

晴天だ。

背後の粟ヶ岳(あわがたけ)(300名山) もハッキリ見える。これは登らないほうがどうかしているな。しかし、天気予報では昼の12時~15時に渡っての雷雨マークは消えてない。

よしっ。5時半に出発すればいい。 コースタイムは6時間だから、11時半に戻れるじゃあないか・・ と大雑把というか、楽観的な目論見に寄りかかって。

5時40分に出発した。こんなに早い出発は最近無いな。

 

 

 

▲ コースは赤線の中央登山道

現在地の水源地から第二貯水池を過ぎて、ほぼ直登に近い中央登山道を登っていく。

看板地図にも載っているように、片道4.8kmの行程をピストンで往復6時間。累積標高差1334m。

!ヒル注意 ・・? そんなもんより怖いのはカミナリだ。

 

 

▲ 第二貯水池の中央登山口へ来た

ここまでは、平坦な砂利道。

 

 

▲ 朝日を横からあびる貯水池

いいね。

 

杉林の尾根を登り続けて、4合目を過ぎて

▲ 大栃平 716m

ベンチがあって、正面の粟ヶ岳をのぞむ。順調。

 

 

 

▲ 白い花

追記:ヤマボウシです。

 

このあと、岩がちの箇所が現れ、

▲ ハシゴや鎖場のある急斜面を越えていく

 

 

▲ 右端の頂上までは・・

手前にみえる尾根伝いの登山道をたどって、ひと山越えて少し下って、また尾根伝いに・・

ああ、まだあるなあ(笑)。

 

 

▲ 7合目にある粟ヶ岳ヒュッテ(無人)に到着 1049m

右手の方は新潟市から来られた人。出発時から50mほど先行してずっと一緒だった。先週末にも粟ヶ岳を登ったが頂上での気温は29度C。意識が遠くなって、頂上でテントを張ってそのまま横になって休んだとか。初めての熱中症体験。自前のテントで休めなかったらアウトだろう。怖いね。

今日は風もあって涼しい。ウン、20度Cだ。テントは持ってないが、熱中症は大丈夫だろう。いざとなったら、ヒュッテ避難だ。

 

 

▲ ヒュッテの左横に、あった、あった。ヒメサユリ(姫小百合)ちゃん。

こんちわ!

ヒメサユリは新潟、福島、山形などの一部の地域に分布しているユリ科の植物。名前の由来は小さい花のかわいいイメージから「姫」、ユリ科の中でも早咲きであることから「早(さ)」が付いたとか。日本では準絶滅危惧、国際的には絶滅危惧種に指定されている貴重な花。

 

写真を撮ったらすぐ出発。

 

▲ ドウダンツツジの種類かな

この花も、この山でよく見かけた。

 

 

ヒュッテをすこし下って、また登って権ノ神岳への分岐点・北峰の前後では、ヒメサユリの群生が見られた。 ♬

▲ 初めは、ポツポツと。

 

 

 

▲ 綺麗な一輪咲き

 

 

▲ かたまって咲いていたり

 

 

 

▲ 道脇に、ズラリと並んで咲いていたり

 

 

 

▲ おお、みごと!

ヒメサユリ銀座ていうもんだ。

 

 

▲ かわいく咲き、たたずむ

 

 

 

▲ 左側の谷間の緑がきれいだ

 

 

 

▲ 9合目に到着

あと15分で頂上か。

 

 

 

▲ 左側の谷間には雪渓も残っている

 

 

 

▲ この辺りでは、ヒメサユリのツボミも残っている

まだしばらくは楽しめるのでは。

ガイドブックでは、例年5月下旬~6月上旬が見頃となると書いてあるが。少し遅れ気味でラッキーだった。

 

 

▲ ヒメサユリと粟ヶ岳頂上

もう少しだ。

 

 

▲ この赤い花もちらほらと見られた

タニウツギかな。

 

 

 

▲ 粟ヶ岳 頂上到着 1293m 10:00 AM

5時40分に出発から4時間20分経っていた。コースタイムは3時間50分ぐらいだ。30分余計にかかったが、古希ジジには上出来だ。

カ~ン・・ この鐘を鳴らすのはボクだ。

 

山頂はパノラマ。

▲ 左(南)から

 

 

 

▲ 正面(西)

正面は、新潟市、日本海。空気が澄んでいれば佐渡ヶ島も見えるというが、今日はちょっと・・。

 

 

▲ 後ろ(東)は、山また山

 

 

 

▲ 最初の写真の残雪がある山並みをズームすると

先に歩かれた方が、中央の山が守門岳1537mだと。

あのギザギザはガイドブックに載っているとおり、守門岳(200名山)だ。来月に登る候補に挙げている。

 

 

▲ ランチ

きのうの昼から冷蔵庫に入れてあったオニギリは、ボロボロで。

半分だけ食べて残した。なんか対策を考えなくては。

 

 

▲ 黒い雲が頂上の上に、かかり始めてきた。

ありゃあ、やっぱり天気予報どおりだな。撤収だ。

立ち上がって出発しようとした、左脚の腿が攣った。またか。痛みはすぐには治まりそうにないので、ツムラ漢方薬を飲んだら則引いた。このあと、下山時に右脚の腿も攣ってバランスがとれたが(笑)、下山は、負担のかかる登り返しが無いのでトラブルはその後無し。

 

下山路でも

▲ これで、ヒメサユリちゃん見納めだな

 

 

 

▲ 「寂しくなりますね」

 

 

 

▲ ヒメサユリ・三姉妹が

「また、お会いしたいですね」

おお、そうかい。忘れないよ。

♬ 想い出は~モノクローム・・じゃなかった、ピンク色。君は天然色

(なんのこっちゃ)

 

 

先行の同行者は、今晩はヒュッテで泊まることに。ありがとうございました。楽しかったです。

ボクは下山を急いだ。

 

▲ 振り返ると

頂上は明らかに黒い雲が。

3合目あたりで、12時半ごろに最初のゴロゴロという音がした。

その後も、断続的に雷鳴が続いた。

 

▲ 戻った。14:00PM

雨がポツポツと降ってきた。

 

 

▲ クルマに入るやいなや

大雨に変わった!!

オオツ、危機一髪だった。ここではガラガラはしなかったが、土砂降りの雨とともに、雹(ひょう)がボコボコと落ちてきて、衛星放送のアンテナカバーが破れるのではと心配した。

車内は29度Cで蒸し暑くなっていたが、窓を開けるわけにもいかず、今年初めてのエアコンを稼働。22度まで下げた。

やれやれ。でも、もう安心だ。

8時間20分の山行か。

 

▲ お疲れ、じーさん。

スタバフレンチロースト淹れて、食べて、休憩。

TV見て、雨が止むのを待つ。

まもなく晴れてきた。これもモネちゃん予報どおりね。

 

▲ 隣の貯水池を記念に収める

 

16:00 PMごろに駐車場を出発。

10分ほど走ったところにある「美人の湯」で、汗を流した。いい温泉。また入りに来たいくらい。

そのあと、三条燕ICから関越道に乗って、今晩は越後川口SAで車中泊。

 

翌昼に無事帰宅。

総走行距離 582km