12月7日(月)
【続き】
Harmonyは、後輪2駆動。その後輪が空転する。空転しながら、車体前部が右に流れ始める!
アクセルを緩めて、ゆっくりと前進するのに任せる。
ギュルル~ン、ギュルル~ン
どうにか、ゆっくり前進・・。凍結地点を脱出!
しかし、このあとも日陰のスポットで3、4カ所の凍結箇所に出くわす。
道路脇で、気温が上がるまで待機する覚悟をしているうちに、目的の駐車場に着いた。
新品ブリザック・スタッドレスでも、凍結の坂道はお手上げ。2駆だしなあ。
先行きに、暗雲が立ち込める(笑)。
▲ 二度上峠(にどあげとうげ)駐車場。
↑9月にもこの駐車場へ来たが、あたりはガスっていて、山には登れても浅間山は見えないこと必定。てことで登山は断念。八ッ場ダムの観光に切り替えたのはレポした。
今日は、そのリベンジ登山だ。
駐車場から右手に少し下ると登山口だ。
▲ 浅間隠山登山口(二度上峠東側登山口)。標高1336m。9:10AM
そう、ここから浅間隠山(あさまかくしやま)標高1757m に登るのだ。
標高差420m、「頂上まで約90分」と標識に書いてある。
手軽に登れる。
群馬県側から浅間山を見ようとすると、その姿を隠すかのようにそびえているので ”隠” の文字がこの山に付けられたとか。
▲ 登り始めは、山道がぐちゃぐちゃだが。
▲ まもなく、浅間隠山の姿が目に入ってくる。
あれだな。
▲ 北軽井沢方面との最初の分岐点。
ここは右へ行く。
▲ クマザサの茂る山道が続く。
▲ おおっ、浅間山も左手に見えてきた。
当然のことながら、きょうは雲もなくハッキリと浅間がみえる。
よしっ、やった!!
北軽井沢分岐を過ぎて、傾斜は急になってくる。
▲ 南峰の分岐点へ到着。1692m。
ここを左にL字形に曲がって、頂上を目指す。
道はいったんゆるく下り、頂上へ向けて登り返す。
▲ クマザサの背丈が高くなり、笹漕ぎ状態になる。
足元に枝を引っ掛けないように、気を付けてクマザサを分けながら登る。
▲ 頂上に出た。
先に下りてくる二組の登山者に出会っていたが、ここには誰もいない。
少し広い平地で、周りはパノラマ。
▲ 浅間隠山頂上。1757m。10:50AM
1時間40分ほどで登ってきた。
正面には、もちろん浅間山2568m だ。
▲ 群馬側から見た浅間山の西側正面だ。
少し冠雪している。その文様が美しい。
下部の茶色がかった裾野が、広大な浅間牧場だ。
そして、裾野の左下部のこんもりと盛り上がった凸部が・・・
ズームすれば、
▲ あの小浅間山(こあさまやま)1655mだ。
↑ 小浅間山は今年の2月に登った。
あそこから見る雪の浅間山は雄大だったが、あの凸地から眺めたのだ。
白い浅間山を眺めに 小浅間山へ - 青い空とわたし (goo.ne.jp)
▲ 浅間山への展望の反対側、つまり東方面は上州・西上州の山並みが広がる。
頂上は少し風があったので、来た山道の少し下った窪地でランチとしよう。
▲ 浅間山を眺めながら、コンビニのおにぎりセットを食べる。
いいねえ。景色もおにぎりも。
▲ ワイド写真で。
左から、富士山も遥かかなたに小さく、かすかに見えた!(この写真では見えない)
▲ 富士山!
コンデジでは、PCズームしてこれが精いっぱい。
▲ 八ヶ岳の方向
たなびいて広がっているのが、八ヶ岳連峰。右端のとんがり山が、ハイ、蓼科山ですね。
雲海ではなくて墨絵みたいな霧状に霞んでいるのがいいね。
浅間山の裾で、霧で覆われた一帯は佐久平の町に違いない。あそこはよく霧が出る。
▲ そして、浅間山。
浅間山の表面は、富士山みたいに火山灰に覆われている。雨でその火山灰が無数の溝を造ったのだろう。ヒゲみたいに流れる溝を、雪が白い文様にして浮かびあがらせる。
▲ 浅間山の右手の裾野には、北アルプスの白い山並みが連なる。
下山開始。
▲ 北軽井沢分岐。
ここは間違えないように、左手の「二度上峠登山口」へ下る。
▲ 登山口まで下りてきた。13:10PM
4時間ほどの山行に。
いいね。
▲ Harmony の待つ駐車場へ。
駐車場で、珈琲タイムをゆっくり取って出発。
外気温8度。
あまりゆっくりしていると、また道が凍結するかもしれない(笑)。
北軽井沢方面へ今度は下っていった。
中途で朝の凍結が溶けてビショビショになっている道路箇所が数カ所あった。下りでの凍結は、上りよりもっと危険だったろう。
▲ 下る途中のスポットで。
▲ ウロコ雲?と浅間山の絶景。
午前中は、全く雲の無い快晴空だったが、夕暮れ近くになるにつれて雲が出てきた。
しかし、これも雄大、綺麗だねえ。
長野原倉渕線を下りきって、今度は軽井沢方面へ進む。
▲ やってきたのは、浅間牧場。
浅間隠山の頂上から眺めていた、浅間山の裾野の牧場だ。
第一駐車場から第二駐車場へ進んで
▲ 駐車場脇の小高い丘のうえに東屋があって、そこを上った。
▲ 丘の上から、後ろには浅間隠山。
前方には、当然ながら
▲ 浅間山が、より近くになって見えた。
陽が山影に落ちるのを待って、撮影。
逆光を避けて、うまく撮影できたので
▲ 駐車場へ下りる。
▲ 最後の浅間山をトラクターと共に。
この浅間牧場は周遊路も整備されている。
自由に入ってこれるし、夏にいいかな。
コロナの無い夏・・。
浅間牧場のあと、Uターンして八ッ場ダム方面へ走る。
▲ 今日のねぐらの道の駅・あがつま峡に到着。
ここは立ち寄り温泉(天狗の湯)を併設していて便利だった。
12月8日(火)
▲ 朝食
パンは自家製のフルーツパン。ちと焦げたな。
持たされたサラダも、ちゃんと食べたよ。とアピールする必要があるのでアップ。
午後3時ごろ帰宅。
了
お早うございます。
二度上峠は確かに急坂で、日影が続きますね。
冬の浅間隠山も良いですね。
もっと雪があるかと思いました。
登山道の凍結は無かったのでしょうか
またあの山頂からの雄大な浅間山を望みたいと思いました。
キャンカーは重いですから、一度滑り出すと簡単には止まりません。
この時期の山の空気はとても澄んで、ピーンと張り詰めてとても気持ちがいいですね。
コロナ禍のなか、たまにはガス抜きも大事です。
真っ白な浅間山をここから眺めるにはこれからでしょうが、浅間隠山登山口へのクルマでのアプローチは困難だと思いました。
おっしゃる通りで、怖いですよね。やばそうな箇所は、もうゆっくり慎重に動かすしか手立てがなさそうです。特に下りの坂道は。それでも行きたくなるので困ります(笑)。
晴れた冬の日は、気持ちがいいですからね。特にそれが自然の中であれば。コロナ何するものぞと、これからも機会をみつけてキャンカーでお出かけする所存です(笑)。
何事も無くて本当に良かったです。
いいお天気で素晴らしい眺めですね、お弁当も美味しそう
雪で模様された浅間山不思議な山肌してますね、
いいなぁ、こんな所ゆっくり行ってみたいものです。
前日に買った弁当でも出発前にチンをしてくると柔らかくなっていて、それなりに美味しいものです。
浅間山の山肌は、ウロコみたいな模様になっていて、ああいうのを見るのは初めてでした。浅間山は冬もよく見ていますが、やはり近くで見ると発見がありますね。ゆっくりと、心に残すようにおにぎりを食べながら眺めていましたよ(^^)。
タイヤの空転にはヒヤヒヤしましたが、凍結地を脱出できて良かったですね。これから冬の日陰山道は心配ですね。
山は、もうすぐ冬本番!
浅間山の山肌の雪模様が印象的です。自然は、自然に美しさを出している〜という感じがします。
〉八ヶ岳〜富士山〜
こうした眺望を眺めながらのランチタイムがあるから山登りやめられませんね。
北アルプスまでくっきりと♪寒くなかったですか?
下山後の浅間山から広がるウロコ雲も、スケールの大きさを感じさせてくれますね。
浅間牧場からの、山と雲の流れも絵になります。
陽が落ちた頃、急に寒くなるんでしょうね。
空気がキュッと締まるのを感じました。
お疲れ様でした。
一気に心配になりましたよ(笑)。ま、冬の雪道はたいていはスキー場への道で、整備されているから大丈夫ですが。独りで山へいく林道は超要注意です。
>自然は、自然に美しさを出している〜という感じがします~
自然の造形美ということになるのでしょうが、これは自分も自然の中に身を置かないと見つけられないものでしょう。いかがですか(笑)。
>こうした眺望を眺めながらのランチタイムがあるから・・寒くなかったですか?
風があたらない草地を選びましたし大丈夫でした。むしろポカポカの感じがしてましたよ(^^)。
>浅間牧場からの、山と雲の流れも絵になります~
ピーカンの空もいいですが、雲が自然に任せて流れるさまは、こういう草原ではすばらしいです。このあと、暗くなると走行にまずいので立ち去りましたが、もう少しあのままいたら、一気に寒くなって寂寥感みたいなものに覆われたでしょうね。人がいないわけですから(笑)。それもいいものですよ。