運が欲しい

心の貧しさが運を下げる。もしもこんな方程式があったとしたなら。
知恵と勘を磨きながら、心の動きを探求。

日本の心、ここにあり

2016年03月01日 02時37分01秒 | 日記

昨日は病院に行く予定でしたが、雪ハネでグッタリ。
予約しているワケでないので病院は中止してゴロゴロしていたら、昼まで寝てしまった。

我が家には17歳のアメショが居るのだが最近食欲が無いらしく寝てばかり。
かかりつけ医によると、「年が年ですから」と。

寂しい話だなと思いつつ、今日も天候が荒れるらしいので買い溜めにスーパーへ。
店内は空いているんだけどレジ前には人の行列。なぜかって、レジが二人しかいない上にお客のカゴには食材がどっさり。

しびれを切らした元気なオジサンが「オイッ、人入れろや。早くしろや。」と、空いたレジを指さし大きな声を張り上げていた。
そのオジサンは私が並んでいるレジの最後尾にいて、カゴには弁当とドリンクだけ。

私の前にいた綺麗なナイスミディの方が私に「あの方(元気なオジサン)に順番を譲ってもよろしいですか?」と言われるので、どうぞと。
オジサンはナイスミディに順番を譲られ「ワリィな」とご満悦でレジを済ませ退散。

家に帰るとグッタリした猫を見て「この猫は本当に幸せだったのかな。」と思うと同時に、人間も寿命が有るけど人間に取っての幸せってなんだろうな?と。

そこそこ遊んで来た私が思うのは、快楽やお金をもっともっとと欲しがる欲望は短絡的な世界で幸せとは違うと。
人に感謝されたり、いい人と縁が深まったりするお金では買えないもの、心で感じられるものが本当の幸せだと思う様になって来た。

キーワードは「和」 
和心、和学、和合、和上で検索していたらこちらの記事が目に止まった。

日本の心、ここにあり。仕事に役立つ「武家の礼法」
2015年05月05日 15:21         プレジデントオンライン
(前略)
■気品と思いやりを感じた旧厚生官僚
礼法の所作は、武道でいう「型」と同じです。筋肉の動きに反しない、無理や無駄のない自然な体の使い方や物の扱い方を体得することが基本です。

たとえば、お辞儀の仕方にもきちんとした呼吸法があり、動作に呼吸を合わせるのではなく、呼吸に動作を合わせると滑らかで美しいお辞儀になります。また、相手の呼吸に合わせてお辞儀することが大切で、それが「心を通わせる」ことに通じ、敬意として相手に伝わります。

これに対して現代の作法やマナーは、体の使い方よりも、手順が重視されています。お辞儀の仕方も、上体を傾ける角度が何度、頭を下げているのは何秒間という具合に数字で教えられます。しかし、手順だけを身につけても、基本の体の使い方ができていなければ様になりません。相手を敬う心も伝わらない。そこが伝統的な礼法と現代の作法の大きな違いです。

そのように、立ち居振る舞いはその人の品格を表し、相手への誠意を示すもの。立ち居振る舞いを見れば、その人の誠実さや、己を厳しく律して鍛錬してきた人かどうかがわかります。
その意味で、これまでお会いした方で印象深いのは、旧厚生省の官僚であった山口正義さんです。もう亡くなられましたが戦後、公衆衛生局長、労働省労働衛生研究所長を歴任し、最後は結核予防会の会長を務めた方です。

男性ですが「あそばせ言葉」を使われる方でした。語尾に「あそばせ」をつける「あそばせ言葉」は、女性の言葉づかいと思われていますが、もとは江戸時代の上級武士の言葉づかいです。山口さんはいつも毅然としており、所作のひとつひとつに気品と、相手に対する深い思いやりが感じられました。

■融資相手が誠実かどうかを見分ける
逆の場合もあります。「家業を生業にしない」という家訓に従い、私は政府系の金融機関に定年まで勤めましたが、業務畑が長かった。融資の窓口を担当したときには、融資の申し込みに様々な方が来られて平身低頭されますが、その立ち居振る舞いを見ていると、誠意のある方かどうか、仕事を離れてもつきあえる方かどうかが私にはわかりました。よく同僚に「なぜわかったの?」と驚かれたものです。

つまり、礼法による作法を体得することで、多くの言葉を弄さずとも、相手に対する誠意や相手を敬う心を伝えられると同時に、相手の自分に対する気持ちや思いを汲み取ることができるようになるのです。

正しい姿勢をとることを基本とするのは、武家の礼法に特有のものではありません。ヨーロッパの騎士道に由来する貴族の作法にも、同じ考え方があります。それは乗馬とダンスに象徴的に見られます。いずれも貴族の嗜みとして、必ず身につけなければいけないものですが、正しい姿勢を取れないとできません。

日本の場合、武家の世が終わった明治以降、伝統的な作法からこの「鍛錬」の部分が欠け落ちていきました。小笠原流礼法を継承する立場から言えば、それは決して生活が洋風化したからではなく、作法が楽なほうへ、楽なほうへと流れていった結果、現在のように手順優先になったといえます。

グローバル化が言われ、東京五輪の2020年開催が決まって「おもてなし」という言葉もよく使われます。なのに、小笠原流礼法の稽古を見た日本人は「今どき、誰がこんなことをやるの?」と怪訝な顔をします。けれど、外国人が見ると「こんないいものがあるのに、なぜ日本人はやろうとしないのか」と言います。

礼節は、その外見こそ国や社会によって異なるものですが、大もとにあるのは、いずれも人を思いやる心です。
(以下略)


 和の心を違う角度から、こちらの本はいかがでしょう。

古事記とおもてなし―和の精神を学ぶ―(英文対訳つき)
 
学研マーケティング

古事記とおもてなし―和の精神を学ぶ―(英文対訳つき)
発売日: 2015/8/4
目次
天皇と文化のはじまり
日本人が世界の宗教を受け入れることができるわけ
神社、お宮といわれるところにはなぜ鳥居があるのでしょう
なぜプロポーズは男性からなのか、もったいないという精神はどこから来たのでしょう
クローンや細胞臓器復元の研究はまるで古事記の神々が出てくるお話ではないでしょうか
人が死ぬ掟と恨みはどこからはじまったのでしょうか
旧暦二月初めの節分のいわれはどこからでしょうか
日本はなぜ世界一衛生的な国なのでしょう
日本人はなぜ占いがすきなのでしょう
キリスト教でいう復活と思われるような、アマテラスオオミカミが天の岩屋戸に隠れたお話
ヤマタノオロチの物語から学びましょう
初めて和歌を歌った人は誰でしょう
日本の和をもって譲る精神はどこから来ているのでしょう


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