9月場所で正代が初優勝しました。そして大関昇進が決まりました。さぞや昨夜は賑わったことだろうと時津風部屋にやって来ました。・・・いつもと変わりません。玄関を閉ざしたままです。
部屋のマンションに横断幕が出ている訳でもありません。だって、初優勝だし、時津風部屋の優勝はいつ以来だか分からないくらいだよ!
勝手口に回りました。稽古後でしょうか?力士の声はしますが・・・
昨夜の宴会ゴミもありません。
墨田区の説明板です。読みかけて、あっ!時津風親方は、場所前に相撲協会が示達したコロナ対策行動規範に違反した為、謹慎中です。・・・そういうことでしょうか?正代可哀相に。
それではと、すぐ近くの出羽海部屋にやって来ました。玄関が開け放たれて、大きな扇風機が回っていて、作業員が出入りしています。前回も場所後にこんな光景に出くわしました。土俵を作り直しているのでしょうか?
沢山の自転車は弟子の多さの明かしです。
説明板を読みます。名門中の名門です。
場所前私は御嶽海に期待していました。彼は既に2回優勝しています。大関候補の筆頭でした。ところが今場所はやっと勝ち越しという成績です。仲の良い朝乃山に先を越され、今度は正代に大関になられて、さぞかし悔しいでしょう。
説明板の前のゴミが昨夜を物語ります。御嶽海はどんな打ち上げだったのでしょう?
すぐ近くの井筒部屋に来ました。墨田区の説明板がまだ残っています。「井筒部屋」の門灯の文字も残ったままです。
でも、ここに有った看板はもう有りません。
前井筒親方が亡くなって、鶴竜以下4人の弟子は陸奥部屋に移籍しました。既に新しい井筒親方は、昨日優勝した時津風部屋の部屋付き親方、元関脇豊ノ島に替わっています。
勝負の世界は非情です。感情を置き去りにして、淡々と時が進みます。