荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

滑川渓谷へ

2022年07月01日 | 散文

妹が連れて行ってくれました。東温市という松山市と西条市の間の山の中です。駐車場から1kmくらい、狭くて滑りそうで足元の悪い遊歩道を行きました。途中では梯子を上ります。「腰が痛いのに、何が悲しゅうてこがな事せないかんのぞ!」と地元方言で悪態をつきながら・・・。

見所は沢山ありますが、先ずは「ナメラ」と呼ばれる大きな1枚岩の川床です。見るからに滑りそうです。「滑川」の語源でしょうね。

 

そして、所々にある「甌穴」です。手前の岩が邪魔ですが、これが遊歩道から一番近いものです。近寄るのは滑りそうで怖いです。流水が川床のくぼみで渦を巻く時に、巻き込んだ小石が川床の内側を削ったものです。膨大な時間が造った芸術です。

 

そして何より、美しい緑とせせらぎの風景です。

 

所々に案内板が有ります。目指すは「奥の瀧」です。

 

 

 

 

あそこに滝が見えます。丁度太陽光が射し込みました。

 

 

「奥の瀧」です。好いですねえ!

暫く眺めます。

 

さて、帰りも木漏れ陽の遊歩道が続きました。

 

 

 

 

 

当初の悪態はどこへやら、「連れて来て貰ろて良かったわい」とお礼を言いました。故郷では自然と方言が出ます。

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氏神様寄付者名石柱

2022年07月01日 | 散文

何処の神社もそうですが、建物の維持や祭の催行は氏子の寄付(寄進というう方が受け入れやすいでしょうか?)で行われます。我が氏神様にも古くから多くの寄付者の石柱が並んでいます。寄付額の多い人の石柱が大きいのは仕方のないことです。見栄心を刺激して多くの寄付を集めるのは常套手段です。

 

遠く米国とか、東京からの寄付もあります。

 

 

故郷を思っての寄付でしょう(私の元には話がありませんでした)。

 

下に降ります。

 

この辺りには同級生を初め、知っている人達の名前がずらりと並んでいます(だから、私のところには、話が無かったってば)。

 

この辺りには、土地を寄進したり、桜の苗木を寄付(石柱の裏が桜林の公園として有名で、小学校3年生の遠足の場になっています)しています。県外では九州からの寄付者が多いです。桜井漆器を行商に行って九州に住み着いた、農家の次男三男だと思います。

 

私の父など3回も寄付しています。我が家の経済事情からしたら考えられません。信心深かかったのですかね。

さて、今回初めて、沢山の寄付者の中から曽祖父の名前に出逢いました。祖父までは知っていました。拝殿前から降りるときに目が合いました。子供の頃から散々ここで遊んでいたのに知らないで、今回初めて出逢いました。不思議な気持ちです。・・・この度、先祖伝来の田畑山林墓住居等、昔で言う家督を相続したからだと思っています。

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