荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

京島に「電気湯」の在る風景

2022年07月30日 | 散文

京島の路地に「電気湯」が在りました。上層階が共同住宅で左右が歯科医院です。煙突が有りません。

 

ぱっと見銭湯の影が薄いです。所有者は銭湯だけど、後継者が歯科医師なんだろうか?「電気湯」の屋号は初めて出逢いました。不思議な銭湯です。

 

隣に小さな公園が在りました。銭湯沿いに裏に回ります。

 

有りました!煙突です。大きな1本が途中で切断されて、細く小さな煙突が立っています。

 

ここがボイラー室のようです。

 

つまり、大きな煙突で廃材とか重油を燃やすボイラーだったのを、ガスボイラーに改造したようです。木材の燃料を調達するのが大変な時代です。

 

銭湯脇の路地からはスカイツリーが見えます。京島はスカイツリーの街です。スカイツリーと共に近代化された街です。

 

需要は有るのだろうか?「電気湯」裏の路地です。

 

グルリと廻って、表に出ました。

 

電気湯の玄関から見る風景です。何処も内湯が有りそうです。

 

こうして見ると、けっこう大きな湯舟です。

 

自販機の上に施設案内が有りすが、「バイフラ」が分かりません・・・?

 

改めて、ウ~ン「電気湯」ですか。元は別の屋号だったのが、電気湯が流行った時に導入して、宣伝を兼ねて屋号を変えたのでしょうか?

 

電気湯の正面の路地を行きます。昔は銭湯の需要があった雰囲気です。

 

木密度が高い街です。火事になっても消防車が入れない路地が沢山有ります。この辺りは、古い民家を取り壊して造った共同住宅に入居すると共に、賃貸住宅も造って生活を安定させました。同時に路地を広げて消防車の通行を可能にすると共に、道幅を広げることで、「火除け地」としました。東京都の事業の成功事例です。

土地の所有権が整理できていない、住民が現状の住宅を変更したくない等、なかなか進んでいない事業です。

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中川の押船と「かつしかハープ橋」

2022年07月30日 | 散文

上平井橋から中川を眺めています。今日も少年「佐田雅志」君の街に来ています。正面は彼が通った中学校です。艀が下って来ました。

 

タグボートが押しています。「曳船」ならぬ「押船」です。操船はどちらが難しいのだろう?などと思いながら眺めています。

 

東京では各地で「曳舟」の地名に出逢います。江戸時代に水路が発達し、船に綱を結んで川の両岸から人力で引いていた名残りです。

 

振返って見上げる「かつしかハープ橋」です。カメラを覗いていて気が付きませんでしたが、派手な車でしょうか?横切っていました。「モンチッチ」って何の車でしょう?全体が見られなくて残念です。

 

艀が橋を潜ろうとしています。

 

小父さんが橋を渡ろうとしています。

 

上平井橋の下流に在る上平井水門です。ここで綾瀬川は中川に吸収されます。綾瀬川を吸収した中川は、暫く荒川と並行して、やがて荒川に吸収されます。

 

艀が橋を潜ります。

 

見上げる「かつしかハープ橋」です。首都高速中央環状線はいつもこの界隈で渋滞しています。

見上げるのは湿度が高い空です。

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