京島の路地に「電気湯」が在りました。上層階が共同住宅で左右が歯科医院です。煙突が有りません。
ぱっと見銭湯の影が薄いです。所有者は銭湯だけど、後継者が歯科医師なんだろうか?「電気湯」の屋号は初めて出逢いました。不思議な銭湯です。
隣に小さな公園が在りました。銭湯沿いに裏に回ります。
有りました!煙突です。大きな1本が途中で切断されて、細く小さな煙突が立っています。
ここがボイラー室のようです。
つまり、大きな煙突で廃材とか重油を燃やすボイラーだったのを、ガスボイラーに改造したようです。木材の燃料を調達するのが大変な時代です。
銭湯脇の路地からはスカイツリーが見えます。京島はスカイツリーの街です。スカイツリーと共に近代化された街です。
需要は有るのだろうか?「電気湯」裏の路地です。
グルリと廻って、表に出ました。
電気湯の玄関から見る風景です。何処も内湯が有りそうです。
こうして見ると、けっこう大きな湯舟です。
自販機の上に施設案内が有りすが、「バイフラ」が分かりません・・・?
改めて、ウ~ン「電気湯」ですか。元は別の屋号だったのが、電気湯が流行った時に導入して、宣伝を兼ねて屋号を変えたのでしょうか?
電気湯の正面の路地を行きます。昔は銭湯の需要があった雰囲気です。
木密度が高い街です。火事になっても消防車が入れない路地が沢山有ります。この辺りは、古い民家を取り壊して造った共同住宅に入居すると共に、賃貸住宅も造って生活を安定させました。同時に路地を広げて消防車の通行を可能にすると共に、道幅を広げることで、「火除け地」としました。東京都の事業の成功事例です。
土地の所有権が整理できていない、住民が現状の住宅を変更したくない等、なかなか進んでいない事業です。