荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

牛天神 北野神社/紅梅まつり

2023年02月16日 | 散文

あれっ、普通の「梅まつり」じゃなくて、「紅梅まつり」なのでしょうか?

 

「北野神社」の石柱が有って、「牛天神」の門が有ります??

 

崖に表参道が造られています。石段に紅梅が掛かります。

 

奥には白梅も有りますねえ。厳かに1歩1歩上がって行きます。

 

境内が見えました。

 

天神社は菅原道真公を祀っています。従って、牛形のおみくじ結びです。

 

梅が見頃です。丘の頂上なので日当たりが良いのでしょうか?

 

お詣りします。天神社は「左近の桜」、「右近の橘」ではなくて、紅梅と白梅です。

 

この神社は「北野神社」でもあります。京都の北野神社に代表される、源氏縁の神社です。ここには、源頼朝の願かけ石が祀られています。

 

梅を潜ってお詣りします。

 

 

 

 

 

参拝後、境内に戻ります。2年前に「葛飾北斎 富嶽三十六景」の現場を見てやろうと思い立って、都内各所を探索した事があります。それ以来の訪問です。

 

ここは、葛飾北斎画「礫川雪ノ短且」の現場です。

 

こんな風に、崖の上に茶屋が建っていました。丁度今時分の景色が描かれています。

説明書の、「雪ノ短且」の「且」は「旦」の誤りです、との記述が印象深いです。「そこ?」のツッコミが入りそうですが、間違えたのは、北斎?それとも彫師? 改めて説明書の題名を見直すと、「旦」と書いていました。

礫川雪ノ旦

礫川雪ノ短且(こいしかわゆきのあした)

東京都文京区春日二丁目・北野神社礫川雪ノ且4.jpg

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 礫川は、(小石川文京区)のことです。また、「雪ノ且」の且は旦の誤りだと思われます。

小石川のあたりでも特に眺めのよい茶屋。夜来の雪がやんで一面の銀世界と
変わり、富士も家並みも雪化粧となりました。

二階座敷の人々も一面の雪景色に感嘆の声をあげています。

女の指さす空には、三羽の鳥に天空を舞わせることで画面に彩を与え、遠近感を表しています。

北斎の「冨嶽三十六景」中、唯一の雪景色です。

 

梅の下を下山します。

今年初めての観梅です。

その時の記事です。


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