荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「立花大正民家園」の旧小山家内部

2023年03月05日 | 散文

玄関を入ると沓脱ぎが有って、広い板張りの部屋が有りました。先ずは右へ行きます。

 

台所です。床は使い込まれたそのままです。

 

台所続きの部屋に廊下が付いています。この戸の向こうは何だろう?

 

風呂です。湯船と水風呂のようです。

 

台所続きの部屋に戻ります。

 

突っ切って玄関脇の部屋に来ました。奥に「主人居室」とあります。主人はここに座って、来客対応や家業の切り盛りを行っていたのでしょう。興味ありますが、奥の光が当たる部屋の方が気になります。右手の赤い色が興味をそそります。時節柄(2月末の訪問です)あれではないでしょうか?

 

日か当たる明るい部屋に入りました。やっぱり雛人形です。しかも3基も有ります。いや、多分もっと有って、代表的な物を展示しているのだと思います。

 

雛壇の上には、沢山の弓矢が飾られています。端午の節句用ですね。立派な物のようですが、これも1部の物だけの展示だと思います。

 

2間続きの広間です。ここにも雛飾りと雛の掛け軸が有ります。

 

2つの広間の間の透かし彫りは、富士山です。民家らしく派手さはありませんが、田舎家に無い上品さがあります。

 

大きな硝子戸から入ってくる明かりで雛飾りが映えます。

 

広い庭から沢山の明かりが入って来ます。よく見ると、硝子が歪んでいます。建設当時の硝子です。

 

自然光の中で掛け軸を見ます。

 

廊下との間の明り取りです。

 

ここにも富士山です。三保の松原でしょうか?

 

廊下の行き当たりに戸が有りました。

 

開けると、机が収納されています。傷防止の為でしょうか?畳で抑えられています。抑えているのは、三叉の桜の枝です。

 

そして、壁に切り込みが有って、ここに雨戸が収納されていました。

 

廊下の反対側の行き当たりの戸の中はトイレでした。

 

手入れされた庭が望める明るく暖かい縁側です。

 

歪んだ硝子を通した陽射しは、柔らかいような気がします。ここに座って、庭を眺めながら瞑想したいです。ゆっくり時間が流れています。

 

2つ目の玄関側に押し入れが有ります。

 

お〜!沢山の弓矢が入っていました。やっぱりね。

 

庭を見ます。

 

明り取りの障子の桟がシンプルで上品です。住人のセンスが伺えます。

さて、主人居室も気になっています。

この話、続きます。


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