玄関を入ると沓脱ぎが有って、広い板張りの部屋が有りました。先ずは右へ行きます。
台所です。床は使い込まれたそのままです。
台所続きの部屋に廊下が付いています。この戸の向こうは何だろう?
風呂です。湯船と水風呂のようです。
台所続きの部屋に戻ります。
突っ切って玄関脇の部屋に来ました。奥に「主人居室」とあります。主人はここに座って、来客対応や家業の切り盛りを行っていたのでしょう。興味ありますが、奥の光が当たる部屋の方が気になります。右手の赤い色が興味をそそります。時節柄(2月末の訪問です)あれではないでしょうか?
日か当たる明るい部屋に入りました。やっぱり雛人形です。しかも3基も有ります。いや、多分もっと有って、代表的な物を展示しているのだと思います。
雛壇の上には、沢山の弓矢が飾られています。端午の節句用ですね。立派な物のようですが、これも1部の物だけの展示だと思います。
2間続きの広間です。ここにも雛飾りと雛の掛け軸が有ります。
2つの広間の間の透かし彫りは、富士山です。民家らしく派手さはありませんが、田舎家に無い上品さがあります。
大きな硝子戸から入ってくる明かりで雛飾りが映えます。
広い庭から沢山の明かりが入って来ます。よく見ると、硝子が歪んでいます。建設当時の硝子です。
自然光の中で掛け軸を見ます。
廊下との間の明り取りです。
ここにも富士山です。三保の松原でしょうか?
廊下の行き当たりに戸が有りました。
開けると、机が収納されています。傷防止の為でしょうか?畳で抑えられています。抑えているのは、三叉の桜の枝です。
そして、壁に切り込みが有って、ここに雨戸が収納されていました。
廊下の反対側の行き当たりの戸の中はトイレでした。
手入れされた庭が望める明るく暖かい縁側です。
歪んだ硝子を通した陽射しは、柔らかいような気がします。ここに座って、庭を眺めながら瞑想したいです。ゆっくり時間が流れています。
2つ目の玄関側に押し入れが有ります。
お〜!沢山の弓矢が入っていました。やっぱりね。
庭を見ます。
明り取りの障子の桟がシンプルで上品です。住人のセンスが伺えます。
さて、主人居室も気になっています。
この話、続きます。