覗いた路地にトリコロールがなびいています。
このフランス国旗に出逢ってもう数年になります。今だに正体不明ですが、ちょっと好きな景色です。
路地を出た所にはシェアハウスが在ります。ここはかつて社会問題になって事業破綻した「カボチャの馬車」でした。その後別の名前で運営しているのを確認していました。
暫くこの路地に来なかったら、玄関の窓とドアノブに鍵が掛けられていました。可愛いハウスなのに、運営は厳しいみたいです。
警報器が鳴ります。
都電が行きます。
秋を感じさせる下町の路地です。
荒川三歩さまのブログに登場されるこのフランス国旗のある風景。
私もずっと気になっておりました。
西巣鴨のある豊島区とフランスに何か関係があるのでは…
と思い、調べてみると、
真っ先に出てくるのは鈴木信太郎さんというフランス文学者です。
この方のお住まいが豊島区に寄贈され、記念館となっています。
鈴木信太郎さんは23歳の時、西巣鴨町(現在の東池袋5丁目)に住んでいます。
https://www.city.toshima.lg.jp/129/kuse/shingi/kaigichiran/suzuki/documents/28-siryo3.pdf
また、このフランス国旗のあるアパートについての過去のお写真を拝見すると、
芸術家っぽい雰囲気の方がお住まいではないかと勝手に推測しました。
すると、「かつて豊島区には、芸術家たちが集う『池袋モンパルナス』と呼ばれたアトリエ村がありました。」という記述に出会いました。
https://ikebukuro-times.com/archives/toshima-exposition2022.html
今も、『池袋モンパルナス』の方がお住まいなら、ステキですね。
鈴木信太郎さんを知りませんが、そんな由緒があるアパートなんですか?
もうずいぶん前から、フランス人が住んでいて、自己主張しているのだと思っていました。
見た目全く普通のアパートなんです。
興味はあるのだけど、ずっと躊躇っていて、風景を見る以上立ち入らないようにしていました。
あそこが池袋モンパルナスだったら、素敵ですよね!