「あらかわ遊園」の正門前の路地です。煉瓦塀が続いています。
良く見ると、上下の煉瓦の積み方が異なっています。下の煉瓦が元から有った物です。すぐ隣は隅田川です。昔は、「暴れ川」とか「荒川」とか呼ばれていました。そこに住居を建てるときに嵩上げしたのだと思います。
同じような煉瓦塀が続きます。
ここは何か、カラー煉瓦でも有ったのでしょうか?電車のレリーフかも知れません。
長い煉瓦塀が角に来ました。曲がります。
まだまだ続く煉瓦塀です。西洋の城砦みたいです。
新築住宅です。ここだけ煉瓦塀を取っ払って、こちら側を玄関にしました。治水工事のお陰で嵩上げする必要も無くなりました。
煉瓦塀を追います。
門です。
説明板の向こうに続く煉瓦塀の先は隅田川の土手です。
門の中から見ます。この先が隅田川土手です。
こちらがやって来た方角です。煉瓦の積み方は「イギリス積み」です。
説明板に戻ります。この煉瓦塀の内側が、かつての「あらかわ遊園」の一部です。更に、その前は煉瓦工場でした。広岡(後、王子に改名)煉瓦工場の跡地に民営遊園地「荒川遊園地」を開設し、その後乗客誘致を目的として王子電気軌道株式会社が経営に参入しました。
戦後、荒川区の遊園地として再スタートしました。敷地の多くが宅地化され、煉瓦塀は宅地の境界や盛土のための土留めとして利用され現在に至っています。あらかわ遊園の歴史を語る煉瓦塀なのです。詳しくは説明板をお読みください。
珍しいでしょう。しかも都会の住宅街の遺跡です。
そうですねえ、この一角歴史的価値がありそうですが、旧煉瓦が少ないのかな?
でも、面白い風景を提供してくれています。
凄い煉瓦の塀が残ってるんですね
これだけのものが残ってるとこは少ないですね
隧道や建物でも煉瓦造りは減ってきてるし
近代土木遺産などに指定されてる物も多いですが
ここは指定されてないのかな
これから先どんどん劣化していくのが心配ですね