店が開いていました。私には今年初めての事です。
お客さんが居ます。
「お久しぶりです。TV観ましたよ。お客さん増えたでしょう?」「私、暫く店を閉めていたのよ」「何度か覗いたんだけど、閉まっていましたね」「そうなの。帯状疱疹になってね。知ってる?帯状疱疹」「知ってますよ。痛いんでしょう?」「手首から、腕、肩、胸、お腹、火傷したような痛さ。裏の先生が毎日薬塗って、サランラップ巻いて、毎日よ!やっと治ったのよ」
TV出演の話になりません。まあいいや。話題を変えます。「表参道脇に『並木ハウス』って在って、手塚治虫さんが住んで居たの知ってる?」「知ってるわよ!まだそんなに有名じゃなかった頃にね。奥様と来店していたわよ。要町に引っ越したけどね」
そして、意外で楽しい話になりました。「私ね、都電に乗って銭湯に行ってるのよ。大塚とか庚申塚とか新庚申塚とか三ノ輪までも。みんな停留場のすぐ傍の銭湯。近くの銭湯が全て無くなったからね。老人は都電がタダだから良いわよ」「銭湯も割り引きで200円だしね?」「それが、豊島区は割り引きしないのよ。500円払っているわよ」「そうなんだ...負担が大きいね」
TV出演の話になりました。「暗算が得意な孫が後継者になるって出演していたけど、呼んだの?」「孫は受験だから来ないわよ。以前に撮った映像を使ったのよ」「そうなの?TVって大変だねえ!」こんな会話でした。
お婆ちゃんが都電で行っているという、大塚の銭湯へ行ってみようと思います。
後遺症なしに治ったようでよかったですね
都電がタダ 銭湯も割り引きで200円
そりゃ毎日行きたくなります
家で沸かすより安上がりじゃないかな
しかも気分転換できるし
羨ましいです
腕まくりして見せてもらったけど、まだ帯状疱疹の跡が残っていて、痛々しい状態でした。
お婆ちゃんが住んでいる豊島区は、銭湯の補助が無いそうです。多くの区が300円の補助を行っており、70歳以上の老人は、実質200円で入場できます。
都電は65歳以上が無料だったと思います(暫く乗っていません)。都営なので、都民だけかも知れません。
何れにせよ、財政の豊かさが庶民の生活に影響するのは全国一緒ですね。