荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

愛媛県最北端の地ー2

2016年06月16日 | 散文
海岸道路の道の向こうに細長く海に突き出した岩場が見えます。

あそこが今日の目的地です。

海に人工構築物が突っ立ています。


何だろう?と疑問を持った場所に案内板があります。
なんと気が利くことでしょう。

「メート立標」というのですね。
なるほど小島から・・・。

改めて「メート立標」を見ます。

明治日本が必死で国を守ろうとした歴史の名残りです。

愛媛県本土(島しょ部を除く)最北端の陸地が見えて来ました。


でも、まだ、正確な最北端の場所ではありません。
岩場があります。


幸い干潮です。
岩場へ下りて行きます。

岩場の向こうに千間磯と灯台が見えます。

右手にはメート立標と小島を望みます。


更に先へ進みます。

歩き難いです。

愛媛県最北端の場所です。

そこには釣り人がいました。

陸地を振り返ります。


ここに番所があったそうです。

今治藩辺境の職場だったと思います。

北端を西に回り込みます。


千間磯を見ます。


北端に戻ります。

むこうは本州です。

展望台に上がりました。
メート立標沖を船が往くのを眺めています。




海の向こうに見える山は全て島です。

瀬戸内海国立公園に浮かぶ島々です。
愛媛県最北端から多島海を観ています。
ここ、ちょっと好いですよ。
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愛媛県最北端の地ー1

2016年06月16日 | 散文
大角海浜公園へ行く道です。


古くからある道なのでこんなものがありました。

「弘法の泉」の案内板です。

丁度干潮です。
防波堤から覗きます。

この辺りだと思います。

その向かい側の崖下には阿弥陀如来をまつった小さな祠があります。


その側には「半島四国八十八ヶ所へんろ道」の道標があります。

阿弥陀如来は68番のようです。
この高縄半島内に八十八ヶ所を設けているのでしょうね。

更に進むと「貝塚」の案内板があります。
水崎遺跡です。

この先が愛媛県最北端の地ですから、海を間に本州と交流があったのでしょうか?
貝塚は見当たりませんでした。
おそらく、管理が大変なので、一般の人に詳細を教えないのだと思います。

こんなのもあります。


海岸が見えて来ました。

数年前に海浜公園として整備されて、海水浴ができる浜になりました。

キャンプ場があります。


海沿いの遊歩道を北に歩きます。


次回に続きます。
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波方港にて

2016年06月15日 | 散文
山を越えて波方港に来ました。

向こうに「芸予要塞の島」小島が見えます。

この港は随分と寂れました。

昔、しまなみ海道開通まではフェリーの発着で賑わった町です。

波方漁港です。




漁港から見る景色は長閑です。




お腹が空きました。
ここに来る途中、食堂もコンビニもありませんでした。
漁港の前に小さなスーパーマーケットがあります。

野菜もアイスクリームも釣り道具も売っているスーパーマーケットです。

小父さんが一人で店番をしています。
入店するなり「ぬくい飲みモンしか置いとらんよ」と言います。
突然で意味が分りません。
ちぢみの半袖一枚の怪しげな風体です。
商売をする成りではありません。
「冷たい飲みモンやったら外にあるだけよ」
自販機の事のようです。
私が冷たい飲み物を求めていると思ったようです。
外はもう夏の陽射しです。

私が要望を伝えます。
「お腹が空いたので、オニギリとかサンドイッチとかは置いていませんか?」
「なあもないよ」
・・・商売気もありません。
確かに食べ物といえば、駄菓子と菓子パンと袋物のインスタントラーメンくらいです。
「あんたあ、うどんでも食べたら」と小父さんが言います。
え!? 袋物のうどんを奨めているのでしょうか?

「そこの郵便局の裏に店があるけん。そこやったらうどんぐらい食べられらい」
ホントに商売気が無い良い人です。
教えられた郵便局の向こう側の路地を入って行きました。

民家しかありません。

おまけにすぐ行き止まりの袋小路です。

茫然としました。

何処かに喫茶店でも無いだろうかと引き返そうとしたら、脇にありました。

ここのようです。
これでは分からないよ。
その前に営業してるの?
店内から賑やかな声が聞こえます。恐る恐る引き戸を開けます。
地元の人で満席の店内でカツ丼を食べました。
小父さんありがとうございました。

満腹で元気になった自転車は、大角海浜公園へと走ります。

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こんな所に蛍の里が

2016年06月15日 | 散文
山越えで海に向かう途中です。
坂道を喘ぎ喘ぎ上がっています。
あれ!?
土手の上に簡易トイレがあります。
農作業の時に使うのでしょうか?

基本、農作業時には男女とも青空の下で行います。
家へ帰って用を足したりしません。
・・・都会から嫁いで来た嫁が要求して造らせたものでしょうか?

行ってみます。
池に出ました。


この上にも池があるようです。


どうやら蛍がいるようです。


水路と提灯が上の池まで続いているようです。


休憩所があります。

その向こうは広い駐車場です。

蛍見物(蛍狩りはさせないと思います)の名所のようです。
その為の簡易トイレみたいです。
ちょっと歩いてみようかと二三歩歩みましたが、止めました。

蛍は日中見えないもの。

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乗禅寺

2016年06月14日 | 散文
山を越えて海に出る予定です。
こんな看板に出逢いました。

四国には色々な道が在るんですね。
それに、石造物が在るようです。

あそこのようです。


2度と来る事は無いので行ってみます。




石段を上がります。




門を潜る毎に景色が変わっていくさまが好きです。






お参りします。


石造物を探しますが見当たりません。


鐘楼脇に鐘がありました。

置かれていた鐘には「香川県立高松第二高等学校作」と刻まれていました。
何なんでしょうね。

それより石造物がありません。
先を急ぐので諦めて帰ります。


あれ、ここにも今治城ゆかりの門があります。


前回訪問した延命寺にも、今治城から移築した門がありました。
この近在には他にも同様の遺物が在るかも知れませんね。
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延命寺へ行く

2016年06月14日 | 散文
帰省する度に今治に有る四国八十八ヶ所巡りをしています。
国分寺と仙遊寺以外は初めて行きます。
暇だし・・・、故郷の名所は見ておこう、死ぬ前に後悔しないように・・・。
それだけです。
これをきっかけに八十八所巡りなんかしません。

さて、延命寺の入口に来ました。


自転車を漕いで行きます。


池の辺りにこんな看板がありました。

そういえば昔「大賀ハス」なんてありましたね。
池にはハスの葉っぱも見えません。
へええと思いましたがそのまま進みます。

山門が見えてきました。


元今治城にあった門らしいです。

明治3.4年に今治城取り壊しの際に譲受けたらしいです。

山門脇には多くの戦死者の墓がありました。

墓標を見ると、最高位が少尉です(一人だけ一回り大きな墓でした)。
死んだら2階級特進ですから、みんな徴兵された人達です。
この史実を忘れてはいけないと思います。

山門から見える景色です。


足を踏み入れます。




今日は暑いですものね。


お参りします。




太子堂へ向かいますが、女遍路軍団と遭遇です。


お参りします。






石段を下りたら本堂にお参りする夫婦に逢いました。

お参りする動機は人や家庭それぞれの事情でしょうね。

延命寺を辞して次に向かいます。


振り返りつつ次に向かいます。




野焼きを見ながら次に向かいます。


自転車でへんろ道を行きます。




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泉谷棚田

2016年06月13日 | 散文
やっぱり細い山道を通って到着しました。


田植えを終えたばかりの棚田の景色です。


谷深い棚田です。


遠くに山並みが続いています。


水車小屋は休憩所とトイレです。


この水車で衝いたお米を販売しているそうです。

美味しいと評判らしいです。

作業をしている人が見えます。


棚田の美しさを堪能します。








「日本の棚田100選」に選ばれた景観です。










・・・いつ迄も見飽きる事はありません。

人間って凄いです。
絶対に、実りの季節に再訪します。
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樫谷棚田から内子へ

2016年06月12日 | 散文
内子の泉谷棚田を目指します。
2時間弱の行程です。
山中に戎川小学校がありました。

ちょっと覗いてみます。

違和感があります。
子供達の声がしていません。静かです。

よく見ると、ガラスが入っていない窓があります。

廃校のようです。

小学校が無くなるのは寂しいですね。

あの山の向こう側が樫谷棚田です。


さて、山を2・3越えた所です。

柳沢地区だと思います。
看板にある「吟聖」なる人物を知りません。

それはともかくとして、この看板の右手に棚田がありました。


この棚田は出掛ける前の予備知識に無かったので出遭えてラッキーです。
車を停めて眺めます。


ここでも田植えをしたばかりのようです。


堪能して車を走らせていると車窓の右手に棚田が続きます。


想定外の景色です。


所々車を停めて眺めます。




屋根より高い棚田です。

ここ好いです。

ようやく内子線に行き当たりました。



白壁の街中を走り抜けて、車は泉谷棚田へ向かいます。
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樫谷棚田へ行く

2016年06月12日 | 散文
観光道路からひょいと脇道に入ったらそれはあると思っていました。
愛媛県長浜町の海岸沿いにある「ゆうやけこやけ道路」から、ナビが急に山に向って誘導します。
5~600mの山の中です。
廃村の脇を行きます。



ガードレールが無い場所が多い山道です。

初めて来る道なので道路標識とナビが頼りです。


二つ目の山の下りに掛かった頃、向こうに集落が見えて来ました。

山道に入ってから2時間を経過しています。
ここまで対向車も人にも出逢いませんでした。
マチュピチュを発見した人の気持ちが分かりました。

村にプレハブの建物がありました。

入ってみます。

棚田の写真やお手伝い隊員の名札がありました。




外は棚田です。


畔に咲いたコスモスの下に棚田が拡がっています。


棚田を観ます。


田植えを終えたばかりの棚田です。


息をのむ景色が拡がっています。


よくまあこんな所でここまでの努力を・・・


人間の凄さを感じます。


ただただ見とれるばかりです。








・・・改めて、人間って凄いですね。


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梅雨の晴れ間に

2016年06月11日 | 散文
梅雨に入った故郷です。
無駄に広い庭の手入れにウンザリしています。
晴れ間に剪定挟みを取り出して作業しました。

我ながら上手く苅れたと自画自賛しています。

なんて事はない。
半年前に植木屋さんが剪定した後の、伸びてきた若枝を切るだけの事です。

それにしても上手い!
と一株終える毎に自画自賛して、退屈を紛らわせています。
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四万十川/岩間沈下橋

2016年06月11日 | 散文
この旅の最終回です。

雨が降って来ました。

ここにもありました。

もう来る事は無いと思うので行ってみます。


景色を眺めます。
下流側です。やって来た道です。


上流側の景色です。


雨が激しくなって来ました。
一時的だと思いますが、次々に沈下橋が現れるものですから、もう随分帰宅予定時間をオーバーしています。
よし、車で渡ります。


途中で撮影する勇気はありません。
対岸から振り返ります。


自動車が渡って行きます。


雨の中、急いで橋と風景を撮ります。






さあ、戻ります。


このままでは余りにも慌ただしいので、横断途中にちょっと車を停めて、もう一枚撮ります。


案内板を読む時間がありません。


この後は新たな沈下橋の看板に遭遇しませんでした。
唯一歩いて渡らなかった橋になるのが心残りですが、十分満足しています。
随分楽しんだ一人旅でした。
一人旅の良いところは、こんなふうに自分のペースで行動できる事ですね。

思い付きで出掛けた旅に長らくお付き合い下さいましてありがとうございました。
高知の旅の報告を終わります。

結局食事は3時頃に、道の駅で食べました。
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田植えの準備が始まる。

2016年06月10日 | 散文
世田山・笠松山が映っています。
やっと田んぼに水が入りました。

降雨量の少ない私の故郷は、確実に水が確保できる梅雨入りを待って、やっと田植えを始めます。
多くの地方ではゴールデンウイークになると田植えが始まるのに比べると1ヶ月以上遅いです。
日本一田植えが遅い地域ではないでしょうか。
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四万十川/勝間沈下橋

2016年06月10日 | 散文
また看板がありました。

お腹は後回しにして行きます。

もう来る事は無いのですから。


対岸の小さな集落に向かって軽四が走って行きます。


川ではカヤックを楽しんでいます。

気持ち良さそうです。
いいなあ。私もやりたいなあ。

景色を楽しみながら歩いて行きます。






対岸に着きました。
この集落の為に造った橋ですね。


記念碑がありました。


振り返ります。




河原から眺めます。




景色を楽しみながら帰ります。




小さな橋ですが、交通量は多いです。


元来た場所に戻って左右から眺めます。




集落に向かって軽トラが走ります。


生活に欠かせない橋です。



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久妙寺

2016年06月09日 | 散文
今度の帰省で軽四を購入しました。
行動範囲が格段に拡がりました。
田舎へ田舎へと走っています。
そんな折、偶然に久妙寺に行き当たりました。

緑豊かなお寺です。

勿論縁もゆかりもありません。
初めて訪れます。


山門を潜ります。






青葉の下を、本堂へ石段を上がって行きます。




更に坂道を上がります。


坂道からお寺の屋根越しに海まで見通せます。


坂の上には緑に包まれた大日堂が立っていました。



ちょっと好いです。

更に散策します。
紫陽花が色付き初めています。


このお堂もお寺らしい佇まいで雰囲気好いです。


丘の上に大日堂が見えます。

このお寺好いですね。

帰り際、参道脇の民家の庭先に咲いているコスモスを見付けました。
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四万十川/高瀬沈下橋

2016年06月09日 | 散文
食べる所を求めて四万十川を上流に向けて走っています。


こんな看板がありました。

へええ、沈下橋は二つじゃないんですね。

当然観に行きます。




渡ります。


景色を楽しみながら歩きます。




途中で何台か車とすれ違いました。


けっこうなスピードで擦れ違います。


このスピード感は、皆さん地元の人なんでしょうね。


この橋にも佐田沈下橋と同じように広くなっている所があります。

自動車の通行量が多いのだと思います。
でも、このスペースですれ違うのは怖いですね。

景色が変化して楽しいです。


対岸に着きました。
河原に下ります。


河原から沈下橋を観ます。






引き返します。




元来た位置から振り返ります。


満足です。
看板を見逃さなくて良かったです。
それにしてもお腹が・・・。
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