昨日の日経新聞朝刊に「未来に背を向けた金融庁」という論説が掲載されていました。書いたのは日経新聞社 コメンテーターの上杉素直氏で、久しぶりに胆の据わった論説を読みことができました。
詳細はぜひ本文をお読みいただくとして、先般の2000万円年金問題の報告書をめぐる、官邸と金融庁との関係をはじめ、金融当局に厳しい叱咤を浴びせる内容でした。上杉氏は、2019年3月に経済部の玉木氏との共著「金融庁2.0」を出版したばかりであり、金融庁が推し進める各種改革を全力で応援する立場だっただけに、今回の騒動が余計悔しく思えたのでしょう。自分も、この論説には共感するところ大、です。
日本のマスコミには、まだまだこうした兵がいらっしゃることが分かり、大変心強い限りです。とか言っていると、自分の所属する会社・業界にも厳しい辛口コメントを頂くことが多いので、その点はぜひお手柔らかにお願い致します。