金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【速報】 名人戦第4局 渡辺明名人が激戦を制して防衛にリーチ!

2021-05-20 21:43:36 | 将棋

 

 長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」で開催された名人戦七番勝負第4局は、先手の渡辺明名人が133手で激戦を制して勝利3勝1敗として名人位防衛にリーチをかけました。

 今回は1日目からガップリ四つの駒組となり、千日手になるかという場面が何度もありましたが、2日目の午後になってから、ようやく駒がぶつかり合って激戦の展開となりました。

 いつもと異なり、渡辺明名人の状態がなかなか好転しない展開となりましたが、どうも、その原因が「虫」。会場が長野県の高山村ですから、虫が人間と共生している状態は当然の世界なのですが、これがどうも駄目だったようで。

 渡辺明名人は虫が苦手で、部屋に虫が飛び回ると集中力が落ちる様子2日目の午前中までは、対局室を飛び回る虫のせいで調子があがりません。しかし、昼休みの間に、駆除が行われて、ここから調子が出たのか、ペースが変わります。もちろん、虫がいたから駄目で、いなくなったから良くなったということではなく、攻防は一進一退のなか、集中力が増した名人の力が爆発したのが、2日目の夕方以降

 最後は、リードを保ったまま、絶対に間違わないぞ、という差し方で斎藤八段を追い詰めて、133手で勝利致しました。

 これで名人位防衛に王手。第5局は、28日(金)29日(土)に神奈川県箱根町の「ホテル花月園」で開催されます。ここで一気に、防衛を決められるか? 注目いたしましょう!!

 


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【次のスーパー種牡馬は?】 2018年生まれ 世代別サイヤーランキング ③

2021-05-20 07:11:00 | 競馬

 ディープインパクトのあとを継承するスーパー種牡馬は誰か?

 

 それを占う上で、最も注目されている指標が「2018年生まれ 世代別サイヤーランキング」。いよいよ、あと二週間を残すところ。残るはオークスとダービーです。この段階での途中経過を見てみたいと思います。

 ちなみに、この「世代別サイヤーランキング」という指標は、既に実績が出ているベテラン種牡馬でも、まだ2年目や初年度で、産駒の世代が少ない新人の種牡馬でも、同じモノサシで測ることが出来る種牡馬のモニタリングデータです。一般には「2歳サイヤーランキング」が、まず手始めに使われる指標ですが、これは2歳の年末までの数字しか反映されていないため、データとしては不十分。やはり「1年前のダービーの翌週から、今年のダービーの週まで」の世代別の獲得賞金額を比べる方が客観的と言えます。この途中経過が以下のとおり。

 

第1位 ディープインパクト 勝利数75勝 AEI 2.34 賞金11億1千万円

第2位 モーリス      勝利数64勝 AEI 1.53 賞金8億8千万円

第3位 キズナ       勝利数62勝 AEI 1.75 賞金8億6千万円

第4位 ドゥラメンテ    勝利数60勝 AEI 1.29 賞金8億0千万円

第5位 エピファネイア   勝利数46勝 AEI 1.56 賞金7億8千万円

第6位 ロードカナロア   勝利数51勝 AEI 1.19 賞金7億0千万円

第7位 ルーラーシップ   勝利数48勝 AEI 1.23 賞金6億8千万円

 

 前回の途中経過と同様、第2位から第5位は接戦になっています。ただし、モーリス産駒とキズナ産駒が着実に勝ち数を伸ばしているのと、キズナ産駒ソングラインがNHKマイルCで2着に好走したことで、2位3位と、4位5位に差が出来つつあります。

 もちろん、5位のエピファネイアは、日本ダービーで大本命エフフォーリアが順調に勝利すれば、あっという間に大逆転2位となりますし、モーリスにはオークス・ダービーでの有力馬が少ないことを考えると、実質は、エピファネイア 対  キズナ という図式と考えて良いのかもしれませんね。

 この闘い、オークスでのキズナ産駒の成績(桜花賞3着ファインルージュ、忘れな草賞1着ステラリア、矢車賞1着ハギノピリナ)と、ダービーでのエピファネイア産駒エフフォーリアの走り次第ということになりそう。

 最後まで、若い種牡馬たちの闘いにも注目です!


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