
写真1 後継者は6条植え田植機に乗り田植

写真2 母親は田植機が方向転換した跡を整地

写真3 父親は田植機に載せる苗を苗箱から出して整える

関東地方の田植は4月下旬~5月上旬の連休、いわゆるゴールデンウィークに多い
勤めの後継者や経営者などが休日を田植に使えるため
それを促したのが改善整備された農業用水供給システム
この時期にいっきょに増える水需要に対応できる
国・都道府県・市町村・土地改良区及び農家が資金を出して整備したシステム
その一つが邑楽頭首工(弊ブログ2011年03月26日)
さらに、品種改良が田植期を早めた
従来より1ヵ月~2ヵ月早いゴールデンウィークの田植を可能にした
他方、田んぼに麦を作らない麦作衰退という消極的促進要因もある
かつての4月下旬~5月上旬は田んぼの麦が色づき始めた
早い田植の例は、関東地方内陸部の埼玉県加須市(旧北川辺町)柏戸の4月中旬(弊ブログ2011年04月18日)
ゴールデンウィークにおける田植の例は栃木県下野市
後継者が田植機に乗り、父親が苗箱を整え、母親が田植機方向転換跡の畦際を均す
視角を変えて従事者構成を見ると、家族農業経営の姿が継承されている
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年05月05日 撮影地:栃木県下野市