写真1 大杉囃子の一行は、カネ・鉦、大太鼓、小太鼓、オオカワ(鼓)、コカワ(鼓)、笛を奏でながら、神輿をトラックに載せて巡行
写真2 大太鼓、小太鼓はキャスターの上
写真3 神輿はトラックの荷台
写真4 巡行先は渡良瀬遊水地堤防に接するコウチ・「耕地」もある
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2015年07月26日、日曜日、東武日光線・板倉東洋大前で下車
笛、太鼓、鉦の音が、自転車を借りる予定の「わたらせ自然館」の方から流れる
自転車を借り、音の方へこぐ、ときは11:40
伺うと大杉囃子、毎年、3月28日、7月28日に近い日曜日にそれぞれ巡行
「山口大杉はやし保存会」を中心に実施
巡る域は山口大杉神社の氏子が暮らす五つのコウチ・「耕地」、総称は山口
「耕地」は古久喜獅子舞に倣うと「村」(弊ブログ2015年07月30日・注1)
さて、大杉囃子と伺い、筆者はときめく
すなわち、“これがK家日記にでてくる大杉囃子かー”
幕末から昭和20年代まで親子3代にわたる日記、北関東の在村耕作地主のK家
明治初年、次の大杉囃子の日は奉公人(「下男」「下女」)の休日だった(注2)
明治3年4月7日・15日・27日 「下男」の公休日的休日
明治4年2月27日 「下男」「下女」の公休日的休日
3月27日 「下男」の公休日的休日
5月17日 「下男」「下女」の公休日的休日
明治5年2月27日 「下男」「下女」の公休日的休日
K家日記の大杉囃子を秘め、筆者は山口神社に神輿を納める16:40まで随行
注1 ここでは便宜的に、「村」を生産と生活において一定のまとまりをもつ地理的範囲とする
注2 詳しくは、筆者著「明治初年における農家の休日-北関東平地林地域の在村耕作地主の日記から」(『農村研究』第79号9-20頁、東京農業大学農業経済学会、1994)
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:群馬県邑楽郡板倉町
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