随分実戦からは遠ざかっているが碁と将棋のファンで、今もNHK杯戦は欠かさず録画して見ている(見ているうちに寝てしまうことも多い)。ざる碁ヘボ将棋なので、解説が無いとよく分からず全然面白くない。
そのため、聞き手と解説者の役割は非常に大きい。大げさでなく観戦の面白さを左右する。好みの問題でもあろうが自分の考え感覚を言う解説者が面白い。碁は国民性か日本人でない解説者の方が忌憚なく面白い。日本人では小林覚や石田芳夫が面白い。武宮や小林光一は好みではない。将棋では羽生、渡辺、米長、浦野などが面白い。谷川や屋敷はあまり面白くない。解説者自身が身を入れていること自分の考えを遠慮せず言うことが解説を面白くすると思う。趙治勲と米長は余計な事を云うのだがこれが面白い。石井邦生と羽根泰正の解説がないのは寂しい。
羽生の解説では対局者はやりにくいだろうと同情する。自分より明らかに強い人が見ていると委縮するからだ。
聞き手は女性というのが最近の決まりのようだがこれは見ているものにも良い趣向だ。碁はこのところ見映えまずまずで癖のない方が選ばれている。碁の方が女性陣の人材は豊富のようだ。将棋は矢内理絵子さんが続投している。最初はちょっときつく生意気そうで鼻に付いたのだがどんどん柔軟で女らしく綺麗になってきた。今ではなんでほおっておくのか、最近の男はだらしないと叔父さんの余計なお世話の心境になっている。テレビで見るだけではあるが、恐らく間違っていない、詰めろを掛ける男は居らんのか。