田中慶秋法務大臣が仕事をする前に辞任した。マスコミの袋だたきに依るものと思う。この人がどんな人かよく知らないが、扱われ方が罪人のようで、それほど悪い人がよく議員を務めて来れたと不思議な感じがする。かなり以前に暴力団関係者の仲人をしたことと外国籍の人から政治献金を貰っていたことがぼろくそに叩かれる理由のようだが、同じようなことをしていても議員によって扱いが異なるのには違和感を覚える。
マスコミはなぜ田中慶秋氏をこれほどぼろくそに扱うのか説明する責任があると思う。野田内閣を倒す為に何かと結託して画策しているのだろうか。知らなかった迂闊だったで逃れた議員と辞任に追い込まれた議員の差はどこにあるのだろう。マスコミ自らが説明責任を果たすことはないようなので、情報の受け手一人一人が考察してゆかねばならない。
田中慶秋さんは橋下さんのように切り返す力がないようで、虚構の正義の民の斉唱によって裁かれてしまった。田中慶秋さんはよく知らない橋下市長はよく分からない、それでもこれほどマスコミにぼろくそに叩かれる謂われはないように思う。人の不幸は蜜の味と言った人が居たが、人を馬鹿にし悪者扱いにすることは快感なのだろうか。世に清廉潔白な人は一握り、何でそんな人を任命したかと言えるほどの人はさほど多くない。また言う資格のある人はそうした言い方はしないと思う。
なんだか田中慶秋氏よりも悪い人は他に大勢居るような気がする。弱い小悪よりも強い大悪に立ち向かうのがジャーナリストの仕事と聞いているが、如何。