こんにちは、中之島教室です。
中之島教室「週末に楽しむ絵画」講座の展覧会「ザ・E展」が、
2018年2月15日(木)~20日(火)に、道頓堀の「ギャラリー香」3階で開催されました。
先生からコメントをいただきましたので、早速ご紹介します。


教室展と言えば、どんなイメージをお持ちですか。
私たちは今ある様式を離れ、突き抜けるような面白さが出せないか、ここ数年間トライしてきました。
行きつくところ、「見る方とのコミュニケーション」の結論に達しました。
教室展の作品は、画家たちが制作するように「あるコンセプトをもとに何を訴えたいか」から
スタートするものではなく、「あるテーマに沿って」それぞれが自ら会得した能力一杯に制作するもの、
そのスタートに大きな違いがあります。
絵の完成度や面白さにも当然差があります。並べた作品を1枚ずつ「これはいい」、
「これはまだまだ」というのでは、「いい悪いだけの鑑賞」で終わってしまいます。
面白くもおかしくもありません。
そこで、テーマ別に一まとめに展示したらどうだろうかと考えた次第です。
作品は、上手い下手関係なく一まとめに並べると個々に見る場合と全く違った表情を見せてくれます。
入口すぐの
「街中抽象」

「〇(まる)のある絵」
〇について、どうとらえ、どう表現するか・・・あらかじめこのテーマを出しておけば、街を歩いていても、
展覧会へ行っても、いろいろと出合い、ストックが出来てきます。こうして描くだけではなく、これが勉強。
それを見て頂きたいのです。

「花」

「石膏」「いろいろな技法」

「顔」や「石膏」は意地悪く用紙を正方形にしました。
こうしたモチーフは、長方形に描いた方が収まりがよいですが、正方形では縦横が同じ長さで、
一番長い対角線をどう使うか、画面のどこを使うか、その人の構成力が問われます。
続いて、トリミング。どこを捨て、どこを強調するか。そして色です。ただの陰影は色ではありません。
対象の性格を知ること、若しくは想定することをしなければ、色は起こせません。
そうしたことをまとめて見るには、このコラボがいい試供体を提供してくれます。
その表現手法の比較が面白いのです。
このコラボ形式の展示は、個々では弱い発信力でも、まとめてみれば、
何かお喋りができるような仕組みがあります。
不思議と、どこかでお喋りのチャンネルが繋がります。
「等身大の美女たち」

話題をさらったのは、何といっても「等身大の美女たち」。
朝日新聞大阪版タウン「観る」紹介欄の写真を見て、是非見たいからと言ってこられた方が結構おられ、
また今までに何回かご覧になっている方は、やはりこれが一番と、この教室展を代表する壁になっています。
十数年前、新聞紙を繋いでロッカーにマグネットで留め、木炭やチョークで描いていた頃を振り返ると、
随分進化したものです。これらを個々に並べたのでは、これだけの迫力や面白さは出なかったでしょう。




多くの美術関係の方達に案内しました。
お出で頂く方は年々増えてはおりますが、「たかが教室展」という認識があるように思えます。
「たかが教室展」が持つ別の表情「されど教室展」、
これもご覧頂けるようにして努力して参りたいと考えております。
今回の新聞での紹介が話題になったように、こうした教室展なるものをもっと面白いものにして、
話題にして行きたいと思うこと頻りです。
「週末に楽しむ絵画」講座は、毎週金曜18時から!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、独創的な作品を創りあげていく講座です。
ご見学もできますので、お気軽にお問い合わせください!
インターネットからのお申し込みはこちら(クレジット決済のみです)
中之島教室「週末に楽しむ絵画」講座の展覧会「ザ・E展」が、
2018年2月15日(木)~20日(火)に、道頓堀の「ギャラリー香」3階で開催されました。
先生からコメントをいただきましたので、早速ご紹介します。




教室展と言えば、どんなイメージをお持ちですか。
私たちは今ある様式を離れ、突き抜けるような面白さが出せないか、ここ数年間トライしてきました。
行きつくところ、「見る方とのコミュニケーション」の結論に達しました。
教室展の作品は、画家たちが制作するように「あるコンセプトをもとに何を訴えたいか」から
スタートするものではなく、「あるテーマに沿って」それぞれが自ら会得した能力一杯に制作するもの、
そのスタートに大きな違いがあります。
絵の完成度や面白さにも当然差があります。並べた作品を1枚ずつ「これはいい」、
「これはまだまだ」というのでは、「いい悪いだけの鑑賞」で終わってしまいます。
面白くもおかしくもありません。
そこで、テーマ別に一まとめに展示したらどうだろうかと考えた次第です。
作品は、上手い下手関係なく一まとめに並べると個々に見る場合と全く違った表情を見せてくれます。
入口すぐの
「街中抽象」

「〇(まる)のある絵」
〇について、どうとらえ、どう表現するか・・・あらかじめこのテーマを出しておけば、街を歩いていても、
展覧会へ行っても、いろいろと出合い、ストックが出来てきます。こうして描くだけではなく、これが勉強。
それを見て頂きたいのです。

「花」

「石膏」「いろいろな技法」

「顔」や「石膏」は意地悪く用紙を正方形にしました。
こうしたモチーフは、長方形に描いた方が収まりがよいですが、正方形では縦横が同じ長さで、
一番長い対角線をどう使うか、画面のどこを使うか、その人の構成力が問われます。
続いて、トリミング。どこを捨て、どこを強調するか。そして色です。ただの陰影は色ではありません。
対象の性格を知ること、若しくは想定することをしなければ、色は起こせません。
そうしたことをまとめて見るには、このコラボがいい試供体を提供してくれます。
その表現手法の比較が面白いのです。
このコラボ形式の展示は、個々では弱い発信力でも、まとめてみれば、
何かお喋りができるような仕組みがあります。
不思議と、どこかでお喋りのチャンネルが繋がります。
「等身大の美女たち」

話題をさらったのは、何といっても「等身大の美女たち」。
朝日新聞大阪版タウン「観る」紹介欄の写真を見て、是非見たいからと言ってこられた方が結構おられ、
また今までに何回かご覧になっている方は、やはりこれが一番と、この教室展を代表する壁になっています。
十数年前、新聞紙を繋いでロッカーにマグネットで留め、木炭やチョークで描いていた頃を振り返ると、
随分進化したものです。これらを個々に並べたのでは、これだけの迫力や面白さは出なかったでしょう。




多くの美術関係の方達に案内しました。
お出で頂く方は年々増えてはおりますが、「たかが教室展」という認識があるように思えます。
「たかが教室展」が持つ別の表情「されど教室展」、
これもご覧頂けるようにして努力して参りたいと考えております。
今回の新聞での紹介が話題になったように、こうした教室展なるものをもっと面白いものにして、
話題にして行きたいと思うこと頻りです。
「週末に楽しむ絵画」講座は、毎週金曜18時から!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、独創的な作品を創りあげていく講座です。
ご見学もできますので、お気軽にお問い合わせください!
インターネットからのお申し込みはこちら(クレジット決済のみです)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます