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●「ケルトへの旅」もうひとつのヨーロッパを知る【芦屋】

2008年10月07日 13時38分22秒 | 芦屋教室
「ケルトへの旅」~もうひとつのヨーロッパを知る

 長い夏が終わり、やっと秋らしくなってきました。「どこかへ旅行に行きたいなあ」と思っても、特にヨーロッパとなると、実現するのはなかなかに難しいものです。そんな方にぴったりの講座をご紹介します

10月と11月に芦屋教室でおこなう「ケルトへの旅」では、オーストリアやフランス、スイス、ドイツ、スペインといったヨーロッパの中でもひときわ美しい国と地域を、映像と音楽でたっぷり紹介しますので、ちょっとした旅行気分が味わえます。テーマは「ケルト」です

皆さまは、「ケルト」と聞いて何をイメージされるでしょうか?
ケルト十字架、生命感あふれる渦巻き模様、エンヤに代表される透明感いっぱいのケルト・ミュージックなどでしょうか。ケルト人は、文化の継承はすべて口伝えで文字を持たなかったため、その実像はいまだによくわかっていません。英雄ジュリアス・シーザーが書いた「ガリア戦記」のガリアとはケルトのことですが、ケルト人の特徴や習慣が記録されている貴重な資料でもあります。

漠然としたイメージでしかとらえられていないケルトですが、パリやロンドンなどヨーロッパの地名の多くはケルトに由来していますし、現在の習慣や風俗にもケルトの影響は色濃く残っています。(もうすぐやってくる)ハロウィーンは、ケルトの妖精伝説から生まれた伝統行事ですし、身近なところでは、「ロード・オブ・ザ・リング」(指輪物語)や「ハリー・ポッター」に登場する老魔術師は、ケルトの神官がモデルです

9月に芦屋教室でおこない好評だった「アーサー王伝説を旅する」では、アーサー王は、ケルトの象徴であることをご紹介しました。「ヨーロッパ文化」を理解するには、ローマ人が大帝国を築くまで、ヨーロッパ各地に住んでいた「ケルト」人とその文化を知ることが、実は大きなポイントなのです。

講師の武部好伸先生は、ケルトに魅せられ、足かけ10年、ヨーロッパ16カ国にその足跡を取材されてきました。映画評論家でもいらっしゃる武部先生の「語り」は、まるで、たった今見てきたかのようないきいきとした臨場感にあふれ、ついつい引き込まれます。受講された方は、「武部先生のお話はとても楽しい」「聞いているうちに元気になる」と口をそろえておっしゃいます。先生の「ケルトへの思い」が、こちらにも伝わるのです。

講座では、
(1)10月25日:ケルトとは何か 
(2)11月22日:ヨーロッパ各地に「散らばる」ケルト
 をテーマに、世界遺産の街、オーストリアのハルシュタット(ケルトの黎明期)やスイスのラ・テーヌ遺跡(ケルトの成熟期。素晴らしいです)、フランスはブルゴーニュやプロヴァンス、スペインのガリシアなどを美しい映像と音楽で紹介します。旅行に役立つ現地情報も満載です。

この秋、ケルトの世界に思いをはせ、「もうひとつのヨーロッパ」にふれてみませんか?
美しい映像と音楽を交えながらのお話で、楽しいひとときをご一緒しましょう。皆さまのご参加をお待ちしています

講座の詳細はこちら

世界遺産の街、オーストリア・ハルシュタットは、ケルトと深い関わりがある


ハルシュタット湖


ハルシュタットから出土した渦巻きのフィブラ(衣服を留めるピン・紀元前800年頃)


スイス・ラ・テーヌ遺跡に立つ長剣のモニュメント


ケルトとローマ軍が激突したアレシアの丘(フランス・ブルゴーニュ)


ケルトの英雄・ウェルキンゲトリクスの像(フランス・ブルゴーニュ)



スペイン・ガリシア特有の楽器ガイタは、スコットランドのバグパイプに似ている ガリシアとスコットランドは、ともにケルト色が濃い地域


海に面したバローニャの遺跡(スペイン)


巡礼の最終地、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)


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