朝日カルチャーセンター☆ブログ

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●美しき日本庭園 講座レポ♪ (Part1)【中之島】

2015年07月29日 18時08分59秒 | 中之島教室
こんにちは!中之島教室のIです

中之島教室の「美しき日本庭園」講座では、3ヵ月に2回、実際にいろいろな庭を訪ね、
作庭家・庭園史研究家の重森千青講師にその魅力を聞きます。

4月は泉涌寺山内の善能寺、6月は京都平安ホテルの日本庭園を観賞しました。
今日は、4月に訪ねた善能寺の庭園のレポートをお届けします

泉涌寺の境内は広く、総門をくぐっても、しばらくゆるい上り坂を進みます。

 泉涌寺総門

今回訪れた善能寺の近くには、西国三十三所の札所である、今熊野観音寺もあります。

 手前が今熊野観音


 庭園の入口

善能寺は弘法大師の創建といわれ、後奈良天皇によって涌泉山内へ移されました。

本堂「祥空殿」は、昭和46年北海道で遭難した「ばんだい号」の犠牲者をはじめ、
航空殉難者の冥福を祈り建立され、それにあわせて善能寺全域の作庭と整備を、
重森三玲氏が行いました。
入口からみて左には苔の山、右手には平地が広がっているのですが、
これは「祥空殿」にちなみ、上空からみた時に山や平野が表現されているそうです。


 鍵型デザインが混じった石畳

重森三玲氏は、石と苔の市松模様が印象的な東福寺の方丈庭園や龍吟庵など、
石組を中心とした庭園の作庭で有名ですが、こちらでは枯山水だけではなく池泉庭園もあります。

入口を入ったところにある三尊石組にまつわるお話や、作庭の意図、
まっすぐに延びる石畳の通路に関するお話や、残念ながら現在は枯池となっていますが、
それでもなお美しい池泉庭園についてなど、様々なお話をお伺いしました。


 三尊石組


 直線の石畳と祥空殿


 池泉庭園 立石の護岸が力強い

 池泉庭園


 池泉庭園鶴亀兼用の石組


次回は9月11日に滋賀院門跡庭園を訪問する予定です。
「美しき日本庭園」講座の詳細・お申し込みはこちらから

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