京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

エジプト展・3

2021-06-26 15:40:40 | お出かけ
さぁ、いよいよ後半。
一気に行きますよ~。
まずは・・

お手上げ~!
後ろに大きなヒヒが立っていて、
お手上げポーズ(笑)


『 体育休みで見学 』(笑)


生首~。ではなく、ネフェルテティ。
美しい顔立ちはもちろん、
首のラインの美しい事!
頭の装飾などが付いて、
着彩された完品が見たかったですね。

後は、死者の書!

長~い。

死者の書とは、ミイラにされた死者が
冥界へと旅立った後、
最後の審判(?)までの道中、
こういう時にはこの呪文を唱えろ。や、
こうきたらこうしなさい。などが
長々と書かれ、棺にいっしょに入れられる。
いわば冥界への参考書。

絵の説明の下に文字。(呪文?)



死者の書のアップ。
右上の神々、42人が死者の生前の善い行いを
1つずつ正していく。
もし少しでも後ろめたい時は、
この呪文を唱えるとOKだよ。

そして、天秤は、心臓を置いて、
善い行いと計りにかけられ、
重さが一緒じゃなければ、
心臓をケモノに食べられ、
食べられた者は二度と生き返られなくなる。
でも、この呪文を唱えれば
重さがごまかせるよ~!
なんてことも書いてあるそうです。

もちろんファラオは
善い行いしかしてないという前提ですが。

そして、最後アメン・ラー神(だったかな)
に、冥府への切符を渡され、
いつでも行ったり来たりしてイイよ~と、
お墨付きをもらい、コガネムシが
その道案内をするので、装飾品に
羽を広げたコガネムシが置かれるのです。

聞きかじった事を忘れないうちに書けた!
日本の四十九日までの世界観と
少し似ているのが面白かったです。
(四十九日までに、死者と毎週違う仏様が
一緒に歩いてくれて、道中説法を聞き、
現世での穢れなどを清めていき、
川を渡ったならば、閻魔様のお裁きを受ける)

ま、日本では蘇りませんが。
そもそもミイラになりにくいですからね。

そんなことで、後残りは・・
これからの部屋の展示が
色鮮やかな棺の展示になるのですが、
それは見に行って頂くとして、
首飾りなどのお話を少しして
明日最終回とさせていただきます。

また明日!
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n329124f01357
コメント
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