1950年代後半に、たった2年間の活動だけで消滅してしまったグループ「JAZZ LAB」、
「ジャズ・ラブ」とはジャズ・ラボラトリー(ジャズ実験室)の略で、進歩的な黒人ジャズメンのジジ・グライス(as)と、ドナルド・バード(tp)の2人によって作られた双頭ヘッドのジャズ・バンドです。
当時のジャズ界は、ハード・バップが盛んで、多くの新しいグループが誕生しました。
「ジャズ・ラブ」もその中の一つで、グライスとバードは、以前から抱いていたアイデアをお互いに交換しながら発展させ、新しいジャズを追及していました。
音楽的には重要な働きをしたものの、玄人好みの地味な存在ゆえ大衆受けすることができず、レコーディングとしては1957年の1年間に6枚のアルバム(1枚は片面)を残しただけでした。
以下にその6枚を紹介します。(一部国内盤を含みますが、リストはオリジナル番号で示しています)
1) Columbia CL 998 57年1月13日録音
2)Riverside PLP 299 57年2月27日録音
3)Verve MGV 8238 57年7月5日録音
これはニューポート・ジャズ・フェスティバルの実況盤で、セシル・テーラーとのカップリングです。
70年代初め、日本グラモフォンの特典盤として入手しました。
4)RCA (当時未発表)57年7月31日録音
このアルバムは、1976年に日本ビクターが世界で初めてレコード化しています。
5)Jubilee JLP-1059 57年8月録音
アルバム・ジャケットは正に実験室です。
6) Columbia CL-1058 57年8月30日、9月3日、5日録音
最後もまたコロムビア・レコードに戻っています。
「ジャズ・ラブの」吹き込みは、上記のアルバムで示したように、57年1月31日から始まり、同年9月5日迄の合計14セッションのみです。
メンバーについて、リーダーの2人以外は、都度入れ替えがあり、最後のアルバムではジャッキー・パリス(vo)も参加した9人編成となっています。
この6枚の共通点は、ハード・バップという伝統の線を固守しながらも、テーマ部分をより自由な小節で組み立てたり、アレンジ部分においても、個々のソリストが自由に表現できるようになっており、当時流行ったウエスト・コーストの整然としたアレンジとは異なる手法が用いられています。
私の好みは最初のコロンビア盤で、ジャズのオリジナルやスタンダードの解釈も面白く、6枚の中では一番ターンテーブルに乗る回数が多いレコードです。
「ジャズ・ラブ」とはジャズ・ラボラトリー(ジャズ実験室)の略で、進歩的な黒人ジャズメンのジジ・グライス(as)と、ドナルド・バード(tp)の2人によって作られた双頭ヘッドのジャズ・バンドです。
当時のジャズ界は、ハード・バップが盛んで、多くの新しいグループが誕生しました。
「ジャズ・ラブ」もその中の一つで、グライスとバードは、以前から抱いていたアイデアをお互いに交換しながら発展させ、新しいジャズを追及していました。
音楽的には重要な働きをしたものの、玄人好みの地味な存在ゆえ大衆受けすることができず、レコーディングとしては1957年の1年間に6枚のアルバム(1枚は片面)を残しただけでした。
以下にその6枚を紹介します。(一部国内盤を含みますが、リストはオリジナル番号で示しています)
1) Columbia CL 998 57年1月13日録音
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/56/73/5bc4001c5a1267c767c2e90c23e831b9_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/8c/253e0a097bdbfb12075c78a27a5be019_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/4d/c65444419e682670cc06346bb90430b4_s.jpg)
2)Riverside PLP 299 57年2月27日録音
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/a1/c5a63115e5f9b0e0cd80dc1b9e81352c_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7a/6b/552c9a16516d046c590cd4f983c3dc5a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3b/d0/deac4fc71e97496260f7733d7fe20f58_s.jpg)
3)Verve MGV 8238 57年7月5日録音
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4b/aa/7f0bf63bdc754e04eaff2697924662c1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/d7/501a2104642ce5be3b8b3abb8355431e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/6f/29b9462868e0dd3d522c8323db5bea59_s.jpg)
これはニューポート・ジャズ・フェスティバルの実況盤で、セシル・テーラーとのカップリングです。
70年代初め、日本グラモフォンの特典盤として入手しました。
4)RCA (当時未発表)57年7月31日録音
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/37/a183bd3e27e819de2cb42e9495ee38b5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/28/e48366ff052d020dbf6df61af3528dcb_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/62/5ec00e19074b3cf767027897e567530a_s.jpg)
このアルバムは、1976年に日本ビクターが世界で初めてレコード化しています。
5)Jubilee JLP-1059 57年8月録音
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/76/71/a7d970acdfd29dd6645adf394ce0f5fc_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/6f/8b4a5550a093f67f2bbc33b46909e0fc_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4e/be/d3f0329e54d15a61cbdb815554ef88c3_s.jpg)
アルバム・ジャケットは正に実験室です。
6) Columbia CL-1058 57年8月30日、9月3日、5日録音
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/f2/12f6cee20ffdece7137753502d3f9efd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/c3/2a0c1d89d1d966b631deca6e3ac51570_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/b5/2d97551146001d20688af1321abefd00_s.jpg)
最後もまたコロムビア・レコードに戻っています。
「ジャズ・ラブの」吹き込みは、上記のアルバムで示したように、57年1月31日から始まり、同年9月5日迄の合計14セッションのみです。
メンバーについて、リーダーの2人以外は、都度入れ替えがあり、最後のアルバムではジャッキー・パリス(vo)も参加した9人編成となっています。
この6枚の共通点は、ハード・バップという伝統の線を固守しながらも、テーマ部分をより自由な小節で組み立てたり、アレンジ部分においても、個々のソリストが自由に表現できるようになっており、当時流行ったウエスト・コーストの整然としたアレンジとは異なる手法が用いられています。
私の好みは最初のコロンビア盤で、ジャズのオリジナルやスタンダードの解釈も面白く、6枚の中では一番ターンテーブルに乗る回数が多いレコードです。