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ロルフ&ヨアヒム・キューンの新旧盤+2

2015-07-01 | JAZZ
旧東ドイツ出身の、ロルフとヨアヒムの兄弟による新旧カルテットを取り上げました。

1ヶ月ほど前に購入した新譜CD
「Lifeline」 Impulse(UNIVERSAL MUSIC GROUP)
  
ROLF KUHN(cl) JOACHIM KUHN(p) JOHN PATITUCCI(b) BRIAN BLADE(ds)
録音 2011年10月30日
4人で演奏される部分は、かなり練られて、アレンジされています。
ロルフのクラリネットは、非常にシンプルでスマート、キューンのピアノは相変わらず強烈なサウンドも顔を出します。
ベースとドラムスのバックの貢献度も高く、非常に纏まった現在のモダン・ジャズといった風貌のアルバムです。


ジャズを聴きはじめた頃に購入したLP
「ニューヨークの印象」と題されているこのアルバム、
各曲に副題が付いて組曲風の構成となっていますが、演奏は切れ目なく通して行われています。
「IMPRESSIONS OF NEW YORK」 Impulse A-9158
   
《 IMPRESSIONS OF NEW YORK 》
 ・ARRIVAL (到着)
 ・THE SADDEST DAY (悲しみの日)
 ・REALITY (現実)
 ・PREDICTIONS (予言)
ROLF KUHN(cl) JOACHIM KUHN(p) JIMMY GARRISON(b) ALDO ROMANO(ds)
録音 1967年
ロルフのクラリネットは、ジョン・コルトレーンの影響が強く表れていて、まるでクラリネットを吹くコルトレーンのようです。
ここでのジミー・ギャリソンは、コルトレーン・バンドのレギュラー・ベーシストでした。
一方のヨアヒムのピアノは、セシル・テイラーにも通じる激しいタッチが顔をだしており、
全体を通して開放的で、エキサイティングな演奏が展開されています。



そして、このカルテットの+2の1枚目は、
中古市場で2桁はする1965年の名盤で、最近になってLPとCDで再発されたので、早速購入しました。
「RE - UNION」
  

ROLF KUHN(cl) JOACHIM KUHN(p) KLAUS KOCH(b) REINHARD SCHWARTZ(ds)
噂にたがわず、このカルテットのベストプレイの中の1枚だと思います。

+2の2枚目は、
2006年にロルフ・キューンの部屋から発見されたテープからのもので、メンバーは上記アルバムと同一。
「EAST BERLIN 1966」 RSN.1 OSCA-1031
 
全10曲、75分を超える演奏を通して聴くにはちょっと疲れます。

4枚を通しての印象は、
新しいアルバムが一番オーソドックスで、キューン兄弟もここまで来たかという感じです。
コメント
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