年明け早々に訃報が伝えられた八代亜紀さんを偲んで、彼女の過去に発売された2枚のアルバムを聴いてみました。
1枚目のCDは、演歌歌手が外国のスタンダードを歌っていることから興味があり、2012年の発売と同時に購入しました。
スモール・コンボをバックに歌う中では、「ジャニー・ギター」や、「五木の子守歌~いそしぎ」はまずまずとして、スタンダードにおいては、ビブラートや微妙な歌回し部分において演歌の匂い(コブシ)がしてしまい、出来としてはアレンジに負うところが大きいように思います。
一方、歌謡曲と言われる日本の歌は、八代亜紀の歌として聴き応えがあります。
「夜のアルバム」 UCCJ-2015(CD)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/10/cbfad6152b2bfa07eb8d7667cf15094f_s.jpg)
続いて2017年に発売されたこちら(LP)は、ジャケットの怪しさに惹かれて購入しています。
A面の6曲は、オンマイクによる収録により彼女の声が生々しく捉えられていて、「フィーヴァー」のように聴いていて「ゾクッ」とする部分もありますが、ピッチのずれがモロにでてしまい、ちょっとつらいところがあるのも事実です。
また、ベースの川上 修とギターの田辺光邦の出番が多く全体の雰囲気をうまく作っています。
B面はビックバンドによるアレンジが中心となっていて、バックのサウンドに助けられている感がありますが、最終曲の「夜が明けたら」は浅川マキの歌とは違ったフィーリングで味があります。
「夜のつづき」 UCJJ-9010(LP)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/2e/9fc6d2eb4fb98fb534ce85c823094220_s.jpg)
下の2枚は、同じタイプの歌手である青江三奈のオリジナルとスタンダードによるアルバム(CD)です。
「passion mina in NY」は、スタジオ録音をショーのライブ風にうまくアレンジして拍手も入れて、自身のオリジナルと日本の歌を中心に構成していて、彼女の持ち歌も違った雰囲気でうまく歌っています。
また「THE SHADOW OF LOVE」の方は、伴奏にナット・キング・コールの弟のフレディ・コール(p, vo)、マル・ウォルドロン(p)、エディ・ヘンダーソン(tp)、グローヴァー・ワシントン(sax)等の豪華なメンバーを従えて立派なジャズ・アルバムに仕上げていて、デビュー前はジャズ歌手であったことから、青江三奈の歌には表現のうまさに加え安定感があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/a9/b10d2ff5920f77cd0f90250e3ef82e71_s.jpg)
1枚目のCDは、演歌歌手が外国のスタンダードを歌っていることから興味があり、2012年の発売と同時に購入しました。
スモール・コンボをバックに歌う中では、「ジャニー・ギター」や、「五木の子守歌~いそしぎ」はまずまずとして、スタンダードにおいては、ビブラートや微妙な歌回し部分において演歌の匂い(コブシ)がしてしまい、出来としてはアレンジに負うところが大きいように思います。
一方、歌謡曲と言われる日本の歌は、八代亜紀の歌として聴き応えがあります。
「夜のアルバム」 UCCJ-2015(CD)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/68/f4/e2d9dd489189312bc2fd756fbafc3663_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/10/cbfad6152b2bfa07eb8d7667cf15094f_s.jpg)
続いて2017年に発売されたこちら(LP)は、ジャケットの怪しさに惹かれて購入しています。
A面の6曲は、オンマイクによる収録により彼女の声が生々しく捉えられていて、「フィーヴァー」のように聴いていて「ゾクッ」とする部分もありますが、ピッチのずれがモロにでてしまい、ちょっとつらいところがあるのも事実です。
また、ベースの川上 修とギターの田辺光邦の出番が多く全体の雰囲気をうまく作っています。
B面はビックバンドによるアレンジが中心となっていて、バックのサウンドに助けられている感がありますが、最終曲の「夜が明けたら」は浅川マキの歌とは違ったフィーリングで味があります。
「夜のつづき」 UCJJ-9010(LP)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/5d/5edacb57346c7703f5cbfac575934433_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/2e/9fc6d2eb4fb98fb534ce85c823094220_s.jpg)
下の2枚は、同じタイプの歌手である青江三奈のオリジナルとスタンダードによるアルバム(CD)です。
「passion mina in NY」は、スタジオ録音をショーのライブ風にうまくアレンジして拍手も入れて、自身のオリジナルと日本の歌を中心に構成していて、彼女の持ち歌も違った雰囲気でうまく歌っています。
また「THE SHADOW OF LOVE」の方は、伴奏にナット・キング・コールの弟のフレディ・コール(p, vo)、マル・ウォルドロン(p)、エディ・ヘンダーソン(tp)、グローヴァー・ワシントン(sax)等の豪華なメンバーを従えて立派なジャズ・アルバムに仕上げていて、デビュー前はジャズ歌手であったことから、青江三奈の歌には表現のうまさに加え安定感があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/01/ad/3b35c497fa6c6e65b63be5d3f1a451d1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4c/1c/70ba1cc7905be2ad463547bdbc5f5329_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/25/2308f6bfc3c614049f038317378f2bb7_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/a9/b10d2ff5920f77cd0f90250e3ef82e71_s.jpg)