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ジャズ雑誌の中のDIG DUG

2025-02-09 | JAZZ
1月末に発売されたジャズ雑誌「Jaz.in 016」の最初に、懐かしい新宿DIG DUGの記事が掲載されていました。
DIG DUGといえば、昨年12月1日にこの店のオーナーであった中平穂積さんが逝去されたことは、自身のブログにリンクを張らせていただいている札幌市のデュークさんの記事で知った次第です。
その後、Jaz.in 16号にDIG DUGのことが掲載されていることを知って、早速購入してみました。

表紙はDUGのカウンターでの一コマで、眼鏡を掛けてカメラの方に顔を向けているのはチャールス・ロイドでしょうか。
右奥の壁には、アトランティック時代の彼の写真が見えます。
ページを捲ると、DUGでの秋吉敏子&ルー・タバキン・カルテットと、スピーカー側からカウンターに向けて撮ったDIGの店内の写真があり、左側の壁にはセシル・テイラーの写真が見えます。(木製の堅い椅子は、長時間座っているとお尻が痛くなりました)
続いてのページには、DIGの店内と、A.ブレイキーと中平さんのDIGでのショットと、A.ブラックストン、それにS.ゲッツのDUGでの写真があります。
更に捲ると、1983年にDIGが閉店する前の最後のライブとして、当時先鋭を走っていた3人の奏者のショットや、当時の新宿界隈に関する記事が掲載されていて、次ページはカラーとなり現在の新宿情報となっています。




PIT INNは、当時伊勢丹の近くにあった場所から現在は少し四谷方面に移動しましたが、1994年3月にここで演奏されたGreat 3のライブ盤があり、この時は1セット、2セットの演奏の中からの抜粋盤でした。
それが最近になって、演奏順に全曲を1枚のCDに収めた完全版がリマスタリングされて再発売されました。
このディスクは、SACDであることから137分に及ぶ演奏が1枚のディスクに収められており、1曲目の「Moor」は初回のディスクには収録されていなかったことから今回初めて聴きましたが、25分にも及ぶ演奏のなかで、スタートから7分30秒辺りまではこの曲を書いたゲイリー・ピーコックのベース・ソロが延々と続き、その後はピアノとドラムスが同時に参加して徐々にヒートアップしていきます。
このGreat 3のメンバーである菊池雅章、富樫雅彦、ゲイリー・ピーコックの3人演奏は共に、今となっては生で聴くことが出来ないため、貴重な音源であることには間違いありません。

 

ジャズ喫茶と言えば、当時は何処のお店にもその店を象徴すべくマッチが置いてありました。
1970~80年代のことですが、都内と仕事の合間に関西のジャズ喫茶を色々巡った際に、記念として頂いてきたマッチを額に入れて保管していて、中にはDIGも入っています。
大分色あせてきてしまいましたが、これを見る度にそのお店の雰囲気と、スピーカーからの「音」を思い出します。




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