Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

ウェルカムボード完成!

2012-08-06 22:19:23 | パネル
先の日記では完成まであと一歩・・・というところまでいっていたウェルカムボードですが、若者(赤い方の人物)の顔部分に入れたオレンジのエマイユが黒っぽく焼けてきてしまい・・・顔部分の今まで描いてきたのをサンドブラストで全部落とし、再び描き直すという暴挙に出ました

描き直し始めてからも、やっぱり新しいガラスでイチから描いたほうがいいのかなぁ~、と葛藤が続いたのですが、結果的に以前の顔より柔らかい印象になり、やっぱり諦めないでよかったなと思いましたしかし、間違ったら削ればいいや、ではなく、基本的には焼き付けたらもう取れない、という心構えはしっかり持っていなければいけないだろうなと思います



これが描き直して組み立てる直前のピース。



ついに完成!この日は朝から強い雨でしたが、夕方には晴れてきて撮影に適した光の具合になりました







ちなみに、右上のフランス語は、旧約聖書の「雅歌」1:15-16からの引用です。訳をお知りになりたい方は、どうぞ聖書を開いてみてください



鉛の線が入ると、ピースを並べただけのものとは印象がぐっと変わりますね。こうして見てみると、左下のWelcome的な言葉はもっと目立つように書いても良かったかなぁ~、と思えてきますが、やはり完成の喜びは何にも代えがたいものです。初めての試みが多くあり、悩んだり失敗もしましたが、それも色々と勉強になり良かったです

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ジュエリーボックス・碧洋のハート

2012-08-06 22:07:16 | コパー作品
以前『タイタニック 3D』を観に行った際に思い浮かんだジュエリーボックスを、やっと形にすることができました。





真ん中に埋め込むハートはネットで一生懸命探しましたが、赤やピンクはすぐ見つかるのに青はなかなかなく・・・さらに、ガラスと並べても引けを取らない輝きをもつもの、となると、探し出すのは本当に大変でした。やっとのことでスワロフスキーのものが見つかったのですが、次の心配は、ハートの底が平らでないことと、ハンダ付けの際に熱で割れてしまわないかということ。

耐熱温度については購入したところへ問い合わせてみましたが、「100度前後なら大丈夫だと思うが、それ以上の温度にさらすことは想定していない」とのお返事でした。何せ1個1000円もしたので、そう簡単に割れてしまっては困るわけで・・・しかしステンドグラスの先生に聞いてみたら、クリスタルはガラスより粘りがあるからたぶん大丈夫なんじゃないかな、とのこと。

それから、ハートの裏側がミラー加工になっているのですが、これが薬剤で取れてしまわないかも心配でした。以前底が鏡になっているジュエリーボックスを作った際にヒドイ目に遭いましたので・・・しかし立体技法に詳しい方に聞いてみたところ、ミラー部分が切りっぱなしではなく、切り口がちゃんと処理されているから大丈夫、とのことでした。

とまぁこのように数々の心配はありましたが、ハートの底が平らでないのは、周辺のガラスの下にボール紙を敷いて高さを揃えて解決。ハンダごては一応温度を低めにして・・・見事成功!ミラー部分も無事でした!

ガラスはクロズノ社のアンティークガラスです。波のイメージです。

ハートの周辺には同じスワロのラインストーンを接着剤で貼り付けました。青い粒は、自宅の窯で作ったものです。

色んな方のお知恵を拝借しつつ、新しい発見を沢山させて頂きました。どうもありがとうございました!
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