新年初のブックレビューです'18年4月に発行されたばかりの『かくれキリシタン 長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅』(後藤真樹著・新潮社)をご紹介します。
2018年6月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されました。長崎の教会の写真集は好きで何冊か持っているのですがこの本もまず、自然や教会の美しさに圧倒されます。しかしそれだけではなく、禁教が解かれて久しい現在も「かくれ」の信仰を守り続ける人や、かつて先祖がキリシタンであったけれども今は仏教やカトリックに改宗したという現地の人を訪ね、まさに今現代を生きている関係者のリアルな声、複雑な思いをもつぶさに拾い上げている点が大変興味深いと思いました。さらには、無人化する島や教会など悲しい現実も…
私も長いこと憧れ続けている聖地を旅できるのは、いつになるかな…
2018年6月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されました。長崎の教会の写真集は好きで何冊か持っているのですがこの本もまず、自然や教会の美しさに圧倒されます。しかしそれだけではなく、禁教が解かれて久しい現在も「かくれ」の信仰を守り続ける人や、かつて先祖がキリシタンであったけれども今は仏教やカトリックに改宗したという現地の人を訪ね、まさに今現代を生きている関係者のリアルな声、複雑な思いをもつぶさに拾い上げている点が大変興味深いと思いました。さらには、無人化する島や教会など悲しい現実も…
私も長いこと憧れ続けている聖地を旅できるのは、いつになるかな…