Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

Joyeuses Pâques!2020

2020-04-17 17:15:38 | コパー作品
2020年、イースターおめでとうございます!今年のイースターは4月12日でした

…とは言うものの世界のこの情勢を見ていると、なかなかおめでとうとは言いづらいものがあります。私の所属する教会でも、例年ならば受難週は洗足木曜日礼拝、受難日祈祷会、土曜日はイースター準備…と大忙しのはずなのですが、今年はそのどれも中止。東日本大震災の時もそうでしたが、今年はもうイースターは来ないんじゃないかくらいの暗澹たる思いで受難節を過ごしました

しかし、全ての集会が休みになったと言っても気持ち的には土曜日までイースターの準備をする気にはなれず、金曜日には夜の礼拝堂で昨年作ったレントのキャンドルホルダーに火を灯し、イエス・キリストのご受難を想いました。



土曜日、例年通り寄せ植え作り。



外看板をイースター仕様に。



典礼色のバラも紫から白へ。



昨年秋に仕込んでおいたクロッカスが花を咲かせました



イースターガーデンにもビオラを植え足し、墓穴を塞ぐ石をどけました。



今年のイースター礼拝はコロナウイルス感染拡大防止のため聖餐式、愛餐会は中止。例年行っていたイースターエッグの配布もナシでした。しかし、卵なしはあまりに寂しいので、我が家で消費できる個数のイースターエッグ作成。どこで手順を間違えたのか、割ってみたら見事な温泉卵でしたが…



そして今年は、イースターのキャンドルホルダーが新たにできました!百合のパーツがとんでもなく細かくて大変だった!

 

 

讃美歌21-575「球根の中には」は「球根の中には 花が秘められ、さなぎの中から いのち羽ばたく」という歌詞で始まります。なので、イースターでお馴染みの卵のほかに、百合と蝶を配置してみました。十字架の真ん中のジュエルは典礼色の白に、百合とお墓の面にはギリシャ語でマタイによる福音書28章6節「あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。」を書き入れました。





以前作った、香炉を持ってキリストの墓へ向かうマグダラのマリアのパネルと、典礼色のミニチュアチャーチと共に。

 

 

夜間暗い場所ではまた違った雰囲気になります。

昨年の受難週には、パリのノートルダムが火災というショッキングなニュースを聞きましたが、ちょうど12日の新聞で、火災から1年を前にしたノートルダム大聖堂で10日、聖金曜日の祈りが行われ、コロナウイルスによる世界の犠牲者を悼んだとの記事を読みました。現在、感染拡大の影響で再建工事は3月16日から停止しているとのことです。先の見えない不安の中ですが、1日も早く、世界に平安が訪れますように…。







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