Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

レント2020

2020-03-29 17:09:28 | 教会関係
今年のレント(受難節)は2月26日から始まりましたが、例年とは全く違った想いの中過ごしています。というのも、新型コロナウイルスの影響により教会でも3月上旬に予定されていた世界祈祷日や東日本大震災を覚えての礼拝が中止となり、日曜の礼拝でも受付でのアルコール消毒やマスクの着用をお願いすることになったり、ステンドグラスの方でも商品を卸しているお店がお休み、参加予定のイベントもどうなるのか未定…と先の見えない状態が続いているからです。思えば東日本大震災の時も同様に大変だったはずなのですが、月日の経過というのは恐ろしいものだなと思います。

個人的な話ですが実はこの2020年は、オーバーアマガウのキリスト受難劇を観に、久々に渡欧しようと計画していました。大学生の頃にテレビでドキュメンタリーを見て以来ずっと行きたいと願っていて、10年前は教会仲間からお誘いを受けたものの資金難により諦め、この度やっとチケットを押さえて夢が叶うと思っていた矢先、2022年に延期!と…旅行会社からは全額返金しますとの連絡を頂きましたが、旅行会社も大変だろうなと思います。

ちなみに知人にこの話をしたところ、知り合いの牧師さんが過去に受難劇を観に行って、その後1年くらいずっと説教でその話を持ち出していたと言っていました。それくらい観たら人生を変えられるようなものだったのでしょうね…。

教会の方でも例年よりちょっと準備が遅れてしまいましたが、今年も主のご受難を覚える取り組みをしています。





今年もレントの間、ロウソクを毎週1本ずつ消していく消火礼拝を行なっています。説教壇のクロスも紫に変わりました。



教会学校の子どもたちに、今年もイースターガーデンを作ってもらいました。そういえば当時のお墓って岩だったよなぁ…と思い、今年は庭から手頃な石を拾ってきたのでより雰囲気が出たと思います。日頃なかなか教会へ来れない中高生も参加してくれました。

 

受難節の始まる頃、庭のスノードロップが咲きました。1本だけ離れたところで咲いている強者も…。昨年の秋にチューリップとクロッカスの球根を大量に仕込んだのですが、それも芽が出てきました。春が待ち遠しいです

ともかく1日も早くこの事態が収束し、感染された方々の癒しと、愛する方を亡くされた方々に慰めがありますよう、また対策に当たられる方々の安全が守られるよう、そして、経済的に大きな打撃を受けている方々の生活が支えられますよう、心から祈っています。


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