Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

那須トラピスト修道院

2014-09-14 15:42:04 | 教会巡り

先の日記の翌日9/11(木)、母・夫と共に那須トラピスト修道院を訪ねました。那須の中でも福島の白河にほど近い、人里離れた山の中にひっそりと建っています。

母の実家がある那須は、小さい頃は毎年のように訪れていましたので、ここで作っているトラピストガレットも昔から馴染みのあるもので、母も幼少の頃からよく食べていたようです。那須の祖父母もクリスチャンではありませんでしたが、家を建てる際トラピスト修道院を建て替えた時の廃材を頂いたり、この近くにあったカトリックの診療所のお世話になっていたということを今回初めて聞かされ、キリスト教との思いがけないご縁に驚いています。

修道院という場所は一般人が近づけない場所だとばかり思っていましたが、最近『修道院のお菓子と手仕事』(大和書房)という本を買い、修道院内の場所によっては一般人も入れるということを知りました。修道院の中に入るのは初めてでドキドキしていましたが、インターホンを押して見学したい旨を伝えたところ、シスターが親切に聖堂を案内して下さり、神父様ともお話することができました。とても気さくな方で、修道院の生活のことを色々と教えて頂き、帰り際には夫の説教が祝されるようにと仰ってくださいました。

帰りに売店でトラピストガレットや絵葉書を購入しました。ちょっと暗くて申し訳ないのですが、以前から欲しかった伊万里焼の聖母像も見つけて買いました。伊万里の聖母トラピスチヌ修道院で作っているものだそうです。クリスマス3点セット(プレゼピオ)も、クリスマスまでには買えたらなと思っています。

感謝の思いで修道院を後にし、修道院へ向かう途中で見つけた教会へ寄ってみました。車を走らせている途中で下のマリア様を見つけ「おっ!?」という感じで…。

  

カトリック那須教会。周辺に人の気配はなく静まり返っていましたが扉が開いていました。周辺にはトラピスト以外にもいくつかの修道院やカトリックの施設があるようです。

 トラピスト修道院とその周辺はまるで別世界のように静かで、全身が洗われるような思いがしました。今まで色々な教会を訪れましたが、ここまで自然豊かでかつ観光地化されていない場所に建つ教会を訪ねるのは初めてだと思います。特に修道院では小声での会話すら憚られるほど、しかし神様の声を聴くにはこの上なくふさわしい場所だろうなと思いました。修道院内の掃除や庭、畑の手入れも隅々まで行き届いていることも一目でわかり、ここには1日1日を感謝しながら丁寧に生きる幸いがあるのだなと思って帰ってきました。

ちなみに個人的なコレクションをブログ初公開(プロテスタントのくせにマリア様大好きなのです)。一番右が今回買った伊万里焼の聖母像。一番左だけ天使ですが、左から2番目は留学中エクス・アン・プロヴァンスの蚤の市で一目惚れして買った木彫りの聖母子像。結構お高かったですが細部までとても丁寧に作られていて、これを逃したらもう会えないとすら感じて買った、宝物です。その足元にある小さいのは、ファチマへ行った時に売店でもらったもので、暗い所で光ります(笑)あとの3つの聖母像は教文館で購入、素焼きのは韓国のものらしいです。フォトスタンドに入っているのはブルージュにあるミケランジェロ作の聖母子像(私も実物見ました)で、フォトスタンドごと結婚祝いに頂いたもの。瓶入りのお水はルルドとファチマのお水です


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