Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

瀬戸内海の教会巡り

2024-08-05 13:23:09 | 教会巡り
久々の!教会巡り記事です。前回は2021年4月、コロナ禍の中豊橋の教会附属幼稚園のステンドグラスを取り付けに行った時。コロナ禍に入って県外への移動そのものが激減して、1年に1度も岩手県を出ない年も!ありましたが、やっと遠出が出来るようになりました。あちこちの教会を訪ねる機会にも今後また恵まれると思います。

先々月の出来事になりますが、6月24日(月)から26日(水)と、日本基督教団の中で、教派としてバプテストの伝統を持つ教会の集まりである“新生会”の行事で、瀬戸内海を訪れました。今回の旅先は、瀬戸内海の生口(いくち)島にある日本バプテスト同盟 瀬戸田バプテスト教会(広島県尾道市瀬戸田町)と周辺の島々。瀬戸内海の伝道、特に福音丸伝道の足跡を辿ることが目的でした。梅雨時で雨が心配でしたが、幸い雨もほとんど降らず、瀬戸内海の景観を楽しむことができました。

1日目。瀬戸田バプテスト教会にて開会礼拝。

   

かつてこの地では“福音丸”という、日本の瀬戸内海伝道のためにアメリカのバプテスト教会から寄付された船による伝道が行なわれていました。実は連れ合いの父方の祖父が戦後の福音丸の運営委員長を務めていた関係で、今回の旅には連れ合いの両親も一緒に参加することになり、私も楽しみにしていました。

瀬戸田は、福音丸伝道の拠点の一つとなった場所です。瀬戸田教会には、福音丸内で使用されていたベビーオルガン(アメリカ製)が大切に保存されており、開会礼拝で弾かせて頂きました。とても力強い音色を響かせてくれました。

2日目は早朝からクルージング、その後沢山の教会を訪問しました。島と島の間は大体車で移動できるようです。場所によっては車ごとフェリーに乗ります。

瀬戸田バプテスト教会 原伝道所。一軒家を改装した、家庭的な礼拝堂です。

  

大三島教会跡地。現在は“祈りのテラス”として整備されています。

 

午後、因島の日本バプテスト同盟 土生教会へ。連れ合いの祖父が長く牧会していた教会で、お訪ねするのは二度目です。講壇の後ろが洗礼槽になっています。

 

重井バプテスト教会。現在は幼稚園になっていて、福音丸に使用されていた柱が残されています。



岩城島へ。連れ合いの高祖父の弟が牧師をしていた、日本キリスト教団岩城教会。教会の後ろがさらに丘になっているのですが、そこから見下ろす景色はやっぱり南国へ来たなぁ…と思います

    

義母たちはこちらの幼稚園に通っていたそうです。何と、子供だけで毎日3キロも歩いて!!通ったと…

北国で育った私には、結婚するまでこのように関西や瀬戸内地域とのご縁ができるとは思いもよらない事でした。福音丸についても連れ合いや義両親から断片的には聞いていたものの、実際に現地を訪ねて詳細に話を聞いたのは初めてで、思い出深い旅となりました。今回の旅で連れ合いや義両親も初めて知った話も多かったようです。この度の旅行を企画し、また現地でガイドして下さった方々に感謝します。
コメント
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