今年も遅い時期に宇佐八幡さまへごあいさつに伺った。
すると、師匠は本殿の方へは行かず、ひっぱられるように
メタセコイヤの樹元へと走って行った。
「今日は、こちらでお参りをー」
ひと気のないお参り所の扉が開かれたまま、けれども、誰もいない。
賽銭箱へお賽銭を投げいれて、しずかにお作法に沿って、お参りを
させていただいた。
この敷地内にも楠木があり、師匠が静かにふれて、祈っていた。
「こちらの楠木さんから、ビジョン(映像)をいただきました。
あいかわらず、日本の上空には靄がかかって、切れ切れに
日本の国土が観えます。
東北上空の靄の下から、龍神さまが登ってこられるのが
観えました。」
この宇佐の地にも、龍神さまがいらっしゃると師匠は言う。
この国は、龍神さまにもご加護をいただいているのだと
感じた、お参りとなった。