道路際にちょうど銀杏の木の頭が見えていて、その木があまりにも
きになるというので、下の道路に下りてみた。
ちょうど、上側の道路の真下に
駐車スペースがあったので、そこへ車を停めた。
車を降りるなり、師匠が叫ぶ。
「わー。木のいい匂いがするです。」
確かに車を降りて外へ出ると、木の香りがする。
でも、これは以前、車の中でお客さんを乗せていた時のような
森の中で、ほぼ、森林浴状態になったような香り。
それは、檜、杉、樟、松。あらゆる木々の香りだった。
私 「またですか?」
師匠「なんが?」
私 「前にも、神さま方が集まっているところへ呼び出された時も、
気になる木があるって言って、行ったら、呼び出しでしたよ。」
と言うと、返事をするかのように、また、一段と香る。
師匠「はいって、返事ですねえ。
詳しくは、また、あとで教えてくれるのでしょう。
今は、この銀杏を見てましょう。いやあ~きれいだなあ。」
私 「神さま会議の帰りに寄り道しているんですかね。」
師匠「うーむ。きょうは、早吸日女さんとこで、新嘗祭があっていた
からなあ。近くを通りかかったので、声をかけられたか・・・。」
神さま方も、なかなかお忙しいようです。