お会いする方の中には、
「私も神さまとお話ししています。」
と、おっしゃられて来られることがある。
その中にはご丁寧に、その神さまが、私たちのことを
こうこうだからだめだと、言っていたわよ、
と教えてくださる。
こんな時は、いつも思い出す。
師匠が神さまからのお伝えをすると決めたのは、
お店をしていた時のこと。
お見せに来たお客さんが、神事(かみごと)をされている
と聞いて、
自分はできる、と瞬間、思ったのだそうだ。
そのときのお客さんがされていることは、
神さまから言われたら、夜中だろうと、早朝だろうと、
指示された場所へ行き、指示された方のところへ
指示されたことをしている、と話していた。
まだ、神さまのことを意識していなかったので、
つい、
「わたしはこんなことは、できないな。」
とつぶやいていた。
以来、この方のようなことはおこらなかったが、
自分にあたえられたお手伝いは、できうる限り、
させていただいている。
けれども、神さまのことはあまり口にはしないが、
この来られた方の神さまは、他の方のことも話されるようだ。
ひとはひとのことをとやかく言う
神は神のことは言わぬものだ
これも教えのひとつとして、まだ未熟だたった頃に告げられた。
ひとであることを超え、ひとである感覚を超えて
物事を捉えるよう、教えられている。
それが、本来の自由な存在である魂の在りようなのだ。
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