ずいぶん昔にご縁をいただいた依頼者から、数年を経て近況報告を
いただいた。掲載後にメールがあり、少し、加筆もしてみた。
何度かの対面カウンセリングと、電話やメールでその都度、質問に
答え、説明をしていたのだが、いざ、選択となると、
本人が、どれも選ばずに、ずるずると状況を変えることなく、
やり過ごしていたことが、ここに来て、一気に吹き出し、結局、自分が
一番したくない状況。病気となって、病院に入院することで、やっと、
自分に決着をつけて、家を出て、家族と離れ、新しい自分を整える
作業に入ることになったのだ。
師匠は神さまから伝えられるように、どちらを選ぶのも自由だと言う。
本人が決めなければ、物事は、流れるだけで本人にとっては、
選ばない頑固な自分でいることを、実際は選んでいるのだと。
この方も、今は、おだやかな生活を取り戻しつつあり、新たな生活を
模索中なのだとか。
この間、心理カウンセラーからの意見は、すべて師匠が告げたこと
ばかりで、そのどれをとっても、自分は今まで、やってこなかったと、
思ったそうだ。
師匠「そういえば、思いだした。学校で一応、心理学は習ったんだ。
最近テレビに出てる、久保田おばあちゃんの話も、習っていた
よなあって、思ってたんだ。
でも、それが、もてはやされるってことは、習ったことを実践して
いる教育者が、いないってことなんかな。」
私 「資格を取ることはあっても、実践していない、ってことですか。」
師匠「そういうこと。応用できることは、いっぱいある。あと、芝居で、
鬱のことや心理分析も、勉強をしていたこともあった。
実際、気がつかないで、話していることがあるなあ、って思った。
結局、以前、神さまがおっしゃったように、するか、しないかは
大きく違うってことだ。
知識や智慧はやってみて、わかる。気がつく。感じる。学ぶ。
反省する。
いろいろあるんだ。行動を起こす前に、あれこれ考え込まずに、
とりあえず、やってみる。実践が大事ということだ。
やってみて、自分についての発見がある。自分を知る作業が
どんなに楽しくて大事なことか、これから、彼女も体験が
できるといいなあ。とっても、とっても楽しいことを。
話をしていて、よく聞かれることに、私が悪いのか?
と、聞かれるけれど、良い、悪いでなく、それで、ちゃんと、
機能しているかと、聞きたい。目的合って、行動していた
はずなのに、目的から、はずれていることが多い。
こころをからっぽにして、新しい風を入れて、歩いて行くと
楽しいことがきっと、見つかる。」