師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

私の役目 あなたの役割

2008年11月22日 | 天意の実践

『ねえ、自分の引き起こした結果の全てに責任を取れる人間なんて

どこにいるだろう』

       橘 圭一郎 『西洋骨董洋菓子店』 よしながふみ著ー

師匠「本当に、そうだよね。

   責任について、追求しだしたら、取り留めがなくなってしまう

   ような世界だよね、今はさ。」

私 「責任追及から、関係者が並んで、頭を下げる光景が、よく報道

   されるようになりましたよね。」

師匠「自分のことだけで、責任について考えることは、とても大事な

   ことだと思う。

   ただ、同じだけ、同等の責任を、相手に追求するのは難しい。

   責任だ、なんだと、思い始めたら、もう終わったことであっても

   いつまでも、相手を責めていたりして、自分の身動き自体が、

   とれなくなって、歯止めも、聞かなくなってしまう。

   それはそれで、こわいことだよ。妬みや嫉みの感情はマイナス

   エネルギーだから、そのエネルギーに自らが、力をあたえて、

   餌をあたえて、汚染を広げることになる。その結果、自分や、

   他者を傷つけることが起きるかもしれない。

  マイナスエネルギーには所有者誰某、発信者何某、増幅者何某、

  なんて、名前が書いてあるわけじゃないから、責任は追求され

  ないけれど、破壊力が大きい。」

私 「師匠、まじめな話なんですから、冗談にしないでください。」

師匠「そこでだ。もう済んだ過去のことなんだから、そんなこととは

   存在すらしない幻だから、闘わなければいいのに、つい闘って

   しまい、相手を許せればいいのだが、この許すということを

   できずに、ひとは苦しむことがある。なんであの時、あのひとは

   私の言ったとおりに動いてくれなかったのか。私はちゃんと私の

   すべきことをして、私の責任は果たしているのに。とね。」

私 「許しですか。許す行為をする。」

師匠「そういって、はい、私はあなたを許します。言えたら、思って

   アタマを切り替えられたら、話は早い。

   だけど、許すことができない時。どうしたら、いいのか。

   最近思うんだよ。この世界で、自分には、自分の役目がある。

   相手にも、相手の役目がある。そして、自分と相手が出会った

   とき、自分も相手も、互いにとっての役割を果たしたんだ、

   ってね。

   そして、役割を果たしたら、もうそれは、済んだのだから、

   自分の役目に集中しようよ、ってことかな。

   ひとそれぞれ、認知可能なことばの癖がある。この場合は

   ことばにするなら、手放す。放下と、表現される場合もある。」

私 「それが、今回のお題になっているんですね。」

師匠「そう。

   私の役目に沿って、他者は私の役目に必要な役割を

   果たしてくれている。この逆もありだな。自分が役割のときも、

   あり。

   そうやって、この世界は、私と私以外のもので、いろんな事象が

   創造されて、できていくわけだ。」

そうして、自分の役目を果たしていくことに集中していけば、

師匠がいう、マイナスエネルギーの汚染から、自分や自分の周囲を

守れることにつながります。

今の世界は、過去の知識や、過去の体験だけで理解や判断、認識

しようとしても、実際は難しい状況になっています。

今までとは違うものが、現れようとしているのです。

理屈ではなく、理屈を捨てる。

こういうと、また、理屈へ繋がってしまいそうですが、

私は、私の役目を果たす あなたは、あなたの役割をする

こういうふうに捉えてみては、いかがですか。

こころが少し、軽くなりませんか。

少しでも軽くなったら、軽くなった新しい自分が動き始めています。

新しい視点、新しい世界が広がっていきます。

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