師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

網目の未来

2010年11月11日 | 天意の実践

師匠「でね、昔読んだ本に、世の中のある人達はまちがった道を

   たどる。なぜなら、彼らには、正しい道はないのだからー。

   って、一文があった。出典は忘れたけれど、この頃の自分は

   なんとなく、わかるような気がしていた。

   彼らは世間から見て、正しいとか、まちがっているなんてことは

   考えないんだ。

   自分には、この道しかないと思い込んでいる。それ以外を

   知らないし、知ろうとも思わないんだ。

   だから、何度も道をまちがえる。同じことを繰り返す。

   なぜ?と問わないから、ぐるぐると毎年毎年、同じようなことを

   同じ時期に繰り返し、し続けている。

   そして、一生を終える。それしか知りえなかったから、それ以上も

   以下もないわけだ。

   ここで、学ぶべきことはない。強いていえば、休息。

   けれども、魂のあらたな集合には、どのようなものも、

   もたらさない。

   再生された魂には、その生のかけらは、なにをあたえるのか。

   何もない。

   成長の大きな円環の休息。

   本質体への集合体と化すのは、まだずっと、先のことなのだ。

   だそうだよ。」

臣  「でも、正しい、間違っているはないのですよね。」

師匠「大局においてはね。

    ただ、本人にとって、苦しいと思うようなことは、わかっている

    なら、避けた方が賢明だ。なにも、わざわざ、苦しい道へ行く

    ことはないと、ボクは思いますよ。

    少し、自分を守ることを意識すれば、ね。」

臣  「自分を守ることを優先する。」

師匠「そう。成功哲学にしろ、自己実現にしろ、およそ、あらゆる指南

   書は、自己をよりよく生かすための智慧だ。方法だ。

   同じように、自己を守ると決め、それ以外の道はまた、この人達

   も選ばない。自己を守るだけの道しか、彼らには存在しない。

   これらの結果も、同じようなことなのにたどる網目は

   天国と地獄に同じものが置いてある話のようだね。

   同じ道具なのに、

   天国では、互いにわけあうものとなり、

   地獄では、互いに奪い合う道具となる。

   使い方で、自分を守るよい結果、自分を守らないよくない結果

   を産むのさ。」

臣 「それも、自身の結果に過ぎないのですね。」

師匠「そう。どれを選ぶかも、自分が決めている。キミが観てきた

   名前の数字に刻まれたその数字のなかの世界に生きるか、

   それ以上よい生き方へ進むか。または、それよりも災禍を

   招く数字のまま生きるか。姓名の数字は設計図、計画図。

   よくできていると、思うよ。」


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