アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

リキュウバイ - 安城デンパーク

2019-03-24 15:26:31 | みんなの花図鑑

なぞなぞ風に・・・
さあ、このつぼみと若葉は何の木でしょう?




横の枝についている 去年の果実を見れば、答えは簡単 !





リキュウバイ(利休梅)でした (^^ゞ
銘板には
  リキュウバイ 'ザ・ブライド'
   バラ科
    園芸品種
と書いてありました。




なぜ 利休梅?
説その1: 利休が亡くなった時期(旧暦2月28日:現在の3月から4月)に花が咲くから





なぜ 利休梅?
説その2: 千利休が愛用した茶器を入れる袋=仕覆(しふく)の「梅の紋様」がこの花にそっくりなこと
・・・など 諸説あり。

リキュウバイの花 (昨年3月31日)



モチノキ(雌花) - 安城デンパーク

2019-03-24 09:46:27 | みんなの花図鑑

いつまでつづく? デンパークの 樹の花 (笑)
鉄砲山の ヒサカキの横にモチノキがあり、そこに花が咲いていました。





モチノキは雌雄異株。
この株は でっかい翡翠のような色をした柱頭をのっけた子房があることから、雌花でしょう。





横からみると、花弁の間から 雄しべが見えるのですが、モヤシのようで元気がありません。こういうのを 退化した雄しべ というのだそうです。





翡翠色をした柱頭の下の子房は 丸々と太っていて、もうすでに 果実の格好をしています)^o^(




「雌花は緑色の大きな子房が目立つ。退化した小さい雄しべが4個ある。子房は円筒形、花柱はほとんどなく、柱頭は4浅裂する。」(『樹に咲く花』松江の花図鑑より)




ヒュウガミズキ - 安城デンパーク

2019-03-24 00:12:56 | みんなの花図鑑

ヒュウガミズキは マンサク科トサミズキ属。つまり、トサミズキと同じ所属。




その他、ヒュウガミズキとトサミズキは 花は黄色い5弁花、雄しべは5本、花柱は2本という点も 共通している。




ではどこが違うかというと・・・
ヒュウガミズキの花のほうが 若干 こじんまりしている。




それと、葯の色が違う。トサミズキの葯は赤色をしている。ヒュウガミズキの葯は 黄色。
花粉は両者とも 黄色なので、開花が進んで 葯が落ちて 花粉ばかりになると、花序を見て区別は難しくなる。




雌しべの花柱は 2本伸びている。上の画像のめしべは 開花が進んで、雄しべより長い。