アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

タンキリマメ - 赤い莢(さや)

2024-10-14 07:00:00 | みんなの花図鑑
豊田市鴛鴨町にて

タンキリマメは マメ科タンキリマメ属のつる性植物です。




赤い莢に真っ黒な豆が2個
タンキリマメの葉は、葉の真ん中より先の方が幅が広く、葉先が尖がらずに丸い感じ。



よく似た トキリマメの葉は 葉の真ん中よりつけ根に近いところが最も幅広く、葉先は尖っています。
(上の画像はタンキリマメの葉ですが 一部先が尖って見える葉がありました)




豆は 真っ赤に熟した莢(さや)の中に 通常2個 入っています。
莢は縦方向にぶら下がっていますから、2個の豆も 上下になって莢に収まっています。




大豆などですと、莢が弾けるとき豆が飛ばされるのですが、どういうわけかタンキリマメは 莢の背筋に「へその緒」みたいに伸びている養分を受け取る柄がしっかりしていて、莢が弾けても飛ばされないのです。






それで 莢の中では 上下にならんでした双子の豆は 莢が大きく左右に弾け開くと
ひとつは 右に、
もう一つは左に
というように移動します。




タンキリマメの花です



豊田市渡刈町にて










タンキリマメの葉裏です





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