先だって、愛知県緑化センターに オオモミジとイロハモミジの違いを観察に行ってきました。ところが、あまりにたくさんのカエデの写真を撮って
大体の見分け方は分かりましたので、そのうちお披露目します (^_-)-☆
その愛知県緑化センターで 元気に咲いていた シキザクラ(四季桜)です。
これは 「四季桜」の樹名板があるから分かるのですが、晩秋から冬に咲く桜は他にもあります。とくに「十月桜」と四季桜とのちがいは何なんでしょう。
まず、大辞林やデジタル大辞泉の「四季桜」の説明を読むと「ヒガンザクラの園芸品種。低木で葉も小さい。花は淡紅または白色で、多少八重咲きになり、10月頃から咲き始め、4月に盛りとなる。十月桜。」(大辞林「しきざくら【四季桜】」)と解説してあります。デジタルのほうも似たような内容ですが、この説明だと年に一回しか咲かない(長く咲き続け、春に盛りを迎える)のが四季桜というイメージです。
でも、それは この地方のシキザクラの名所で聞いた話とは大きくかけ離れています。
例えば、豊田市小原地区の「四季桜」の案内は「ここには 「四季桜」と呼ばれる、春と秋の年に2度花を咲かせる桜があります。特に秋は桜の花が春よりも多く咲き、紅葉の見頃と重なるため、その絶景を一目見ようと観光客が大勢訪れます。」
ね、辞典の説明とは真逆ですよね?!
以下、「秋から冬にかけて開花する珍しい秋咲きの桜(サクラ)の品種6選」記事より シキザクラと十月桜の特徴をまとめてみました。
四季桜
四季桜は、白色で一重咲きの中輪の桜です。
野生種であるマメザクラ(豆桜)とエドヒガン(江戸彼岸)の種間雑種と考えられています。
冬桜も四季桜と同じような花を咲かせますが、がく筒がつぼ型をしている点が異なります。
京都府立植物園には、秋から冬に咲く桜を集めたコーナーがあり、秋から四季桜、十月桜、冬桜、アーコレード、不断桜、エレガンスみゆきが開花します。
これらの秋咲きの桜のなかでも、例年最も多くの花を咲かせるのがこの四季桜です。
秋に盛大に咲くのが四季桜の特徴といって良いのかはわかりませんが、少なくとも京都府立植物園では、もっとも秋冬に適応しているのが四季桜です。
十月桜
十月桜は、淡紅色で半八重咲き中輪の桜です。
野生種であるマメザクラ(豆桜)とエドヒガン(江戸彼岸)の種間雑種と考えられています。
同じ種間雑種であるコヒガンのうち、秋咲き性のものを、十月桜と分類する場合もあります。
冬には花の数はわずかになりますが、春に本格的な見頃を迎えます。
ということで、四季桜と十月桜は まったく別物であることが分かりました (^_-)-☆
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